seikatsuhogo

私の2020年は、コロナ禍の困窮者支援の現場で活動し、政府や東京都などに申し入れをし、そんな現場をレポートし続けることで終わった。
今後、新型コロナウイルスの影響で生活保護の申請が増えれば、十分な対応がとれなくなる可能性がある。
でも、「死にたい」人にはたくさん言葉を発してほしいと願っている。「死にたい」の裏には、たくさんのニーズがあるからだ。
本来、寄り添うはずの福祉が高いハードルを突きつけていた。なぜ、杉並区でこのような謎のローカルルールがまかり通ってしまっていたのだろうか。
生活保護の生活とは、どんなものなのか?参考までに、私が生活保護を受けていた体験を語らせていただきたい。
コロナによって真っ先に打撃を受けた観光業や飲食業を支えていた多くの非正規女性たち。なんの補償も受けられず、彼女たちの一部は実際にホームレス化にまで晒されているーーー。
この7年間は、“公的な制度に守られている”ように見える人々へのバッシングが繰り返された。それは、「失われた30年」の果ての地獄の光景だったーーー。
他者との意思疎通が難しいとされている人、働けずにいる人は本当に不要な存在なのだろうか?不安な日本を襲う、「優生思想」について少し考えていこうと思う。
この国が「弱者を見捨てる社会」になるのか、それとも「助け合い」を復権させる社会を目指すのか。私はコロナ禍の今が、大きな分岐点だと思っている。
感染拡大による経済への影響で、住まいや仕事を失う人がすでに出ている。「リーマンショックの時のような支援はできない」中で、選手村の活用を求めた署名が始まった。