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この国が「弱者を見捨てる社会」になるのか、それとも「助け合い」を復権させる社会を目指すのか。私はコロナ禍の今が、大きな分岐点だと思っている。
孤食、子どもの居場所、女性の就労…さまざまな社会課題につながる「子どもと食」の問題に取り組むノーペコ ラボの軌跡。
新型コロナウイルス感染症の流行下で、より追い詰められる貧困家庭に対し、PCやWi-Fiの貸与などを行うという。
スラム街の問題や、医療体制の脆弱さなど、貧困によって新型コロナ感染が拡大している現状があります。
生活保護の窓口は、他に生きる手段がない人たちが来る最後の砦。なのになぜ、当事者を傷つける言動を平気でしてしまう人が配置されているのか。命にかかわる仕事だからこそ、その席にはプロ中のプロしか座ってほしくないのだ。
今も、犬や猫を連れて、そして子どもを連れて住まいを失い、路上でひっそりと飢えている人がいる。なぜコロナ経済危機で仕事がなくなったという理由だけで、命の危機にさらされなければならないのだろう。
疫病や自然災害は、国や人種、宗教的信条や年齢、性別などと関係なく、あらゆる人々にとって脅威となる。以前から脆弱な立場に置かれていた人々、戦禍や差別に晒される地域ではより一層深刻な問題として立ちはだかるのだ。
背景には、虐待や貧困があることも。「型にはめるのではなく、彼女たちの考えを尊重しながら、安心できる場所を作っていきたい」
「路上生活をなんとか回避したい」「ネットカフェが閉まって行き場がない」「何日も食べていない」「家にいるけど食べ物がなく、このままでは死んでしまう」などのSOSがひっきりなしに入っている。
「自粛と給付はセットだろ」と多くの人がずーっと求め続けているのに、一向に事態は好転していない。遅い。とにかく何もかもが遅すぎる。