amamiyatokororin
年の瀬が近づいてきた。年末年始を前に、「いのちと暮らしを守るなんでも相談会」が開催される。困りごとがある人、また周りで困っていそうな人がいる場合などはぜひ電話してみてほしい。
ロスジェネは20歳から50歳まで「失われた30年」が丸かぶりした、貧乏くじを引いた世代だ。親世代が手にしてきた就職や結婚、出産、子育てなどのすべてを手にしていない人も多くいる。私もその1人だ。
どうすればよかったのか。そして自分が家族の立場だったら、どうしたか。医者であり、家族の中で絶対的な存在感を放つ父親を、果たして私だったら説得できただろうか。そう思うと、とても自信がない。
日本には在留資格がない未成年の子どもが約300人おり、そのうち日本生まれの212人は「在留特別許可」を取得したのだが、今も在留資格を得られず、仮放免のままの子どもたちがいる。
「生活保護を利用したことで、こんなふうに支えられた」という事実こそが知られるべきなのだ。大変な時は国が支えてくれるという安心感がもっと広まれば、今の殺伐とした状況は変わるだろう。
「誤解を生んだ」「差別の意図はなかった」「悪意はなかった」というのはよく使われる言葉だが、多くの差別は、悪意も差別の意図もなく行われると思うのだ。
開票の20時になった瞬間、続々と自民党の大物議員が落選ラッシュ。こんなに選挙結果で興奮したのは久々だ。思えば相当長い間うっすらと絶望させられていたのだと、この結果を受け、改めて、気づいた。
一連の闇バイト強盗は政治の無策のツケに思えて仕方ない。なぜなら、この社会は若年層のホームレス化を放置してきたからだ。その果てに今、とうとう「犯罪者化」が起きているのだ。
ハマスによるイスラエルへの攻撃から1年。「僕、サラマはこの大きな監獄から出ることができません。しかし、僕の言葉と声が世界に届きますように」。今まさにガザにいるサラマさんの言葉だ。
90年代はパワハラやセクハラは恐ろしいほど放置されていた。しかし、令和の今、それらは「加害」と紙一重のものとなっている。そんなことに戸惑っている男性は私が想像するよりおそらく膨大にいるのだろう。