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「袴田巌さん、再審で無罪」。ニュース速報で流れたその文字に、「よかった……」と口にしたものの、失われた時間のあまりの長さに次の言葉が見つからなかった。
石丸伸二氏ら「勝ち組ロスジェネ」。こういう人がトップになったらどうなるかは、火を見るよりも明らかだ。多くのものを「改革」と言いながらガンガン切り捨てていく姿が目に浮かぶ。
どんなに立派なことを言おうとも、「失われた10年」を「失われた30年」へと引き伸ばし、GDP世界2位から4位へと転落させるなど、日本をここまで衰退させた張本人であり大戦犯こそが自民党議員ではないか。
「弱者」という言葉は非常に取り扱いに注意が必要だ。なぜなら誰もが「かわいそうな人間」などと扱われると腹が立つからである。というか、「憐れむ」ことは一種の暴力だと私は思う。
日本が貧しくなったことがバレバレになったあと、どんな自民党総裁が生まれるのか。少なくとも、現実が見えている人に舵取りをしてほしいが、ここまでの衰退を招いた自民党に期待してもな…という諦めの方が大きい。
難民・移民に対して自分に何ができるか。「難民・移民フェス」金井真紀さんの「支援者にはなれなくても友だちにはなれる」という言葉に、「共生」へのヒントが詰まっている気がした。
林眞須美氏から私の元に手紙が届いたことがある。大きな茶封筒には蛍光ペンで「HELP ME!」と書かれ、差出人名に驚きながら封を開けると、機関紙的なものが同封されているだけだった。
2日連続で多くの悲鳴に触れた相談会。感じたのは、政治への怒りだ。「岸田さんがこの年金で暮らせるのか、ご自身が一度経験してみてほしい」。こういった庶民の声に、政治はどう答えるのか。
誰かの排除を認めることは、自分への排除がなされてもそれに甘んじなければならないこととイコールだ。それは確実に、あなたの首を絞めるだろう。
蓮舫氏を40万票近く上回り、石丸氏が2位となった都知事選。このことに、多くの人がショックを隠せないでいる。私もただただ驚いた。しかし、思い返せばその予兆は十分あったのだ。