セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ
「配偶者の同意要件」に翻弄された女性たちの話からは、自己決定できない理不尽さや女性が負担を強いられる現状、中絶に対する「スティグマ(負の烙印)」の大きさが伝わってくる。
国内でも初めて正式承認される見通しとなった経口中絶薬。その価格をめぐってSNSで反発の声が上がっている。
「この困難な選択の辛さは、自分自身が直面しない限り、誰にもわからない」
「承認されても、費用の問題、管理・運用の問題があれば、当事者がアクセスできません」などと訴えた。
経口中絶薬は世界80の国・地域で使用されており、WHOも推奨している
世界では約90カ国で薬局で購入可能。国内では処方箋が必須な上値段も高く、「高額すぎて買えない」「土日や祝日で病院がやっていない」などの声が上がっている。
私にとって「緊急避妊薬(アフターピル)」へのアクセスが悪く、値段が高いという問題は、日本社会の男女不平等を実感する問題の一つです。
『セイント・フランシス』で主演・脚本を務めたケリー・オサリヴァンが、「100%の確信で中絶を決める」女性の物語を描いた理由。【2022年回顧】
配偶者の同意が必要、「堕胎罪」がある──。日本の中絶をめぐる現状は国際的な基準から外れているとして、研究者らでつくる団体が集会を開きました。
子どもを持たない理由について、さまざまな憶測をされ続けてきた。困難を振り返りつつ、「今の自分が一番いいと思っている」とも語った。