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このままでは、少子化やコロナ対策はもちろん、日本の成長自体が望めない。総裁選を通じて、自民党は長く続いた「モノカルチャー政治」から脱却することができるのか。ジャーナリスト・長野智子さんによる寄稿です。
路上生活をする男性のコロナ陽性から発覚したのは、保健所、東京都の発熱センター、医療機関の連携がまったくとれていないこと。そして、自宅がない人がコロナ陽性になった場合のことが何ひとつ想定されていない現実だった。
BLMの流れで、特に欧州各国で注目を浴びているのが、19世紀まで続いた奴隷貿易のむごさだ。先日、英国の元植民地で奴隷貿易の拠点の1つだったジャマイカが、英国政府に対し賠償金の支払いを求めていると複数の英メディアが報じた。
「心が失われているのは、実はここ20年進行してきたこと。コロナはその事態を表面化させたに過ぎない」。社会に大きな希望がない今、いかに生きることを支える小さな希望を見つけるか。これが令和を生きる僕らの課題ではないか、臨床心理士の東畑開人さんはそう話します。
「娘の指や足があるかで愛の重さは変わらない。私を産んだ母も、きっと同じ気持ちだと分かった」。先天性の四肢疾患があるアーティスト片山真理さんが娘の出産を経て、たどり着いた表現とは。
実体なきデータに付いた値段、およそ75億円━━。高騰する価格に注目が集まるNFT(非代替性トークン)アート。今後も取引所が続々と参入し、発展の一途をたどることは確実だ。
ただでさえ疲弊しているイラクに、また劣化ウラン弾が落とされてしまったら━━。何かできないかという思いで、私たちは開戦1カ月前のバグダッドに乗り込み、連日「戦争反対」デモに参加した。
海底や川底などに沈んだ遺跡や沈没船などといった水中文化遺産を扱う「水中考古学」。日本ではまだ数少ない水中考古学者が海の底で出会った「ゼロ戦」が教えてくれたこととは。
皮膚で聞く━━。触覚を使った情報伝達技術「ハプティクス」が熱い注目を集めている。すでにゲームのコントローラなどに実装された触感再現のみならず、応用研究も進んでいるが、この分野で存在感を見せるのがFacebookだ。
コロナ禍が始まって一年半。この間、「路上やネットカフェにいる人が感染した場合」なんて、いくらだって想定できたし、その準備は当然なされるべきだった。しかし、国は本気で本当に、何も準備していないようなのだ。