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初公判では、渡した現金は「当選祝いや陣中見舞い」などとして全面無罪を主張。しかし、公判では、現金を受け取った地元議員らが受領した現金は「案里氏を応援してほしいという趣旨」などと説明して違法性を認めた。
2019年の参院選当時、二階氏は候補者公認や資金配分に強い権限を持つ現職幹事長だった。
無罪主張を変えた理由は「すべてが買収目的では断じてないが、全般的に買収罪という事実は争わない」と説明。
自民党の広島地方区再選挙での二つの勝利の「目論見」とは?
案里氏判決で、極限まで追い詰められた克行氏にとっては、本当に、最後の最後のチャンスだ。
判決が確定すれば、案里議員は公選法の規定に基づき失職します。
行政訴訟で検察側が勝訴すれば案里議員は当選無効となって失職し、5年間は同一選挙区からの立候補もできなくなる。
河井克行被告から現金を受け取ったという海徳裕志・広島市議が法廷で「恫喝されたことがあった」と証言すると、案里被告が突然泣き出した。
閉鎖された事務所には「テナント募集」の紙が貼られていた。
地裁は今後、証拠隠滅や逃亡の恐れがないかどうかを検討し、保釈の可否を判断する。