CODA
コーダとは「聴こえない親に育てられた、聴こえる子ども」を指す。この言葉が生まれたアメリカに渡り、多感な時期を過ごすコーダたちをカメラに収めたのが映画『私だけ聴こえる』だ。映像を通し、一体なにが見えてきたのか。松井至監督に聞いた。
「金銭的価値がないと思われていた」というトロイ・コッツァーさんが、『コーダ あいのうた』と出会い、アカデミー賞の勝者になるまで。「ろう者の俳優の道のりは過酷なもの」だと話します。【単独インタビュー】
映画『コーダ あいのうた』に出演するトロイ・コッツァー氏が、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました
「将来、もしも結婚するとしたら、聴こえる人としなさいね」幼い頃、母から言われた言葉だ。あのとき母がなにを思っていたのか、ようやく理解できるようになったのは大人になってからだ。
「手話通訳士」として活躍する岡田直樹さんに、CODA当事者としての歩みや、手話通訳士としての葛藤、やりがいについて話を聞いた。
イギル・ボラさんと筆者は、ともにCODAをテーマにした本を出版している。「CODAとして体験してきたつらい過去を伝えていくこと」の意味と葛藤について、ボラさんに尋ねてみたかった。
やさしい言葉をかけてもらったのにもかかわらず、どうしてこんなにモヤモヤしてしまうのか。その違和感の正体に気づいてぼくは、エッセイ本『しくじり家族』を書いた。
2020年6月にオープンしたスターバックスコーヒージャパンが運営する「サイニングストア」。手話が共通言語のこの店で働くひとりの聴覚障害スタッフにインタビューした。
耳の聴こえない親を持つ聴こえる子どもの会「J-CODA」会長で東大特任助教、中津真美さんとの対話でわかったこと。
ぼくは、聴覚障害者がテーマになる番組を真っ直ぐに観ることができなくなってしまった。どうしても母のひとことが頭をよぎってしまうのだ。