amamiyatokororin
公務員、障害者、そして日本学術会議──。この十数年、怒りは政治には向かわず、「こいつらが既得権益だ!」と指名された敵に向けられてきた。
「批判が許されない空気」は、菅政権で強化されることはあってもなくなることは決してないだろう。
あるチワワをきっかけに、立ち上げられた「反貧困犬猫部」。困窮した飼い主のもとにいるペットたちにフードを送るといった、支援活動をしている。
「あなたには生きる意味などあるんですか」と問われるのは常に弱者の方である。そう問われた時、どれほどの痛みを感じるか、なぜ想像もせずに他人の生を、よりにもよって「評価」しようとするのか。
生活保護の窓口は、他に生きる手段がない人たちが来る最後の砦。なのになぜ、当事者を傷つける言動を平気でしてしまう人が配置されているのか。命にかかわる仕事だからこそ、その席にはプロ中のプロしか座ってほしくないのだ。
今も、犬や猫を連れて、そして子どもを連れて住まいを失い、路上でひっそりと飢えている人がいる。なぜコロナ経済危機で仕事がなくなったという理由だけで、命の危機にさらされなければならないのだろう。
非正規雇用に“ネット難民”...。パンデミックのもとで苦境に追いやられているのは、またもロスジェネ世代だ。
自意識過剰で、目立ちたがり屋で、人生を何かで一発逆転したくて…。相模原事件を起こした植松被告は、世界中に掃いて捨てるほどいる若者の1人だった。
「今さら遅い」の声を払いのけて...。今現在、氷河期世代が人生の再設計に必要な支援とは?
作家・活動家として「津久井やまゆり園」事件を追ってきた雨宮処凛さん。法廷で初めて対峙した植松聖被告について聞いた。