SF大作映画『アルマゲドン』が3月17日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系)で放送されます。
1998年の公開から25年。この映画をはじめ、『ダイ・ハード』シリーズなど数々の映画で主演を務めたブルース・ウィリスさんは2023年2月、認知症であることが公表されました。
『アルマゲドン』公開当時の様子や家族の声明、現在の写真などから、ウィリスさんのキャリアや病状を振り返ります。
多くのヒット映画に出演
映画『アルマゲドン』は、日本の歴代興行収入ランキングでも20位に入る大ヒット映画。人類を滅亡させる可能性のある小惑星が地球に接近していることが発覚。小惑星の内部で核爆弾を爆発させて軌道を地球から逸らすため、石油掘削のスペシャリストが集められて宇宙に飛び立つ─というストーリーです。
ウィリスさんは石油掘削チームのリーダー・ハリー役を演じました。
『アルマゲドン』、『ダイ・ハード』シリーズ以外にも、『フィフス・エレメント』(1997年)、『シックス・センス』(1999年)など数多くの映画に出演。ハリウッドを代表する俳優のひとりとして活躍しました。
▼『アルマゲドン』が公開された1998年当時のウィリスさん
失語症で引退➡︎認知症を公表
1955年生まれのウィリスさんは2022年に公開された映画にも複数出演していましたが、同年3月、失語症を公表し、俳優業から引退しました。
投稿では引退決断の理由について「失語症は認識機能に影響を与えます。そのため、私たちは十分に考えた結果、ブルースが彼にとって非常に大きな意味を持つキャリアから退くことを決めました」と説明していました。
その後も家族がウィリスさんの写真を投稿するなど、たびたびSNSに登場しファンを喜ばせていましたが、2023年2月、ヘミングさんら家族はウィリスさんの病状が進み、「前頭側頭型認知症」と診断されていると公表。
前頭側頭型認知症協会(AFTD)の公式サイトに家族による声明が掲載されました。
声明では「辛いことではありますが、明確な診断がついたことで、ほっとしています」と複雑な心境を打ち明けた上で、「現在、この病気に対する治療法はありませんが、私たちはこの現実が将来的に変わることを望んでいます」とコメント。
メディアの注目が集まることで「より多くの周知と研究を必要とするこの病気に、光を当てることができるようになればと願っています」とも綴っていました。
▼2022年12月、ウィリスさんの娘のタルーラ・ベル・ウィリスさんが投稿した家族写真
▼2023年3月、認知症を公表した際に妻のヘミングさんが公開したウィリスさんの写真