心肺停止した人に対して、誰でもできる心臓マッサージの救命処置を、医師兼マンガ家がイラストで解説した。「凄くわかりやすい」と評判になっている。
Twitterに投稿されたものより、さらに力が入りやすい「指を組んだ状態」に修正されたイラスト(永田礼路さん提供)
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■心臓マッサージ、あの歌と同じテンポで
京都府舞鶴市で開かれた大相撲の土俵で4月4日、突然倒れた市長を観客の女性の心臓マッサージをした。その際に会場で、「女性は土俵から下りてください」とアナウンスしたことを、日本相撲協会が謝罪する事態になった。
これを受けて、非常勤医師でマンガ家の永田礼路さんが6日、解説イラストをTwitterに投稿した。
それによると心臓マッサージは、人が突然倒れた際に、意識がなく、息をしてない状態のときにする。倒れた人の横にひざ立ちになり、手を重ねて体重をかけて「1分間に100回押す」と説明している。人気アニメの主題歌「アンパンマンマーチ」と同じテンポだという。
永田さんはハフポスト日本版に次のように語った。
「この心肺蘇生法は、基本的にだれでもやってよい、むしろ誰でもできることが大事なので、もし必要な場に居合わせた場合は医療関係者に限らず、施行してもらいたいです」
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永田さんは2014年に月刊「アフタヌーン」からデビュー。医療知識を活かした「螺旋じかけの海」(全2巻)を出している。