昨年11月末、「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」を出版させていただき、ありがたいことに大きな反響をいただいております。
今回は、世界でいちばん幸せを感じているフィジーの人たちに10の質問をしてみました。いろいろと考えさせられる回答の連続だったので、以下、シェアさせていただきます。
Q1. 将来に不安はありますか?
【回答】
『まったく不安なんかないよ。何かあったら絶対に誰かが助けてくれるし。みんな誰かを助けようとしてるし、私もそうしてるしね』(マッサージ屋のおばちゃん)
おばちゃんの家に行くと、部屋の壁にビーチの絵が。毎朝、ビーチで目覚める感じにしたかったそう
Q2. あなたにとって「時間」とは?
【回答】
『誰かと一緒に笑うために時間はある。最近、「時間が足りひん」っていう人おるけど、昔の人はそんなこと言うてなかったはず。昔と比べて寿命は延びてるんやから、むしろ時間は余るはずやん』(交通警備員)
両耳にハイビスカスをつけ、踊りながら交通誘導する彼は観光客から大人気!
Q3. あなたにとって「仕事」とは?
【回答】
『無い方がいいもの。仕事するために生きてるわけじゃないから、なるべく仕事の時間は減らしたいわ』(島の若者)
私の島滞在中、働いている彼を見かけることはありませんでした
Q4. あなたにとって「お金」とは?
【回答】
『ほとんど必要ないもの。やりたいことをするのに、ほとんどのケースでお金は必要ないからね』(村のおばちゃん)
近所の村のおばちゃん。家には鍵もなくドアもないから誰でも入りたい放題
Q5. 何にお金を使いますか?
【回答】
『人を助けるため。お金の奴隷にならへんように気をつけてる。お金を持ったら失うんが怖くて、寝られへんようになるで(笑)』(島のおばちゃん)
シャイな方で、照れてなかなか写真を撮らせてくれませんでした
Q6. (バス停とかで)見ず知らずの人に話しかけますか?
【回答】
『もちろん! 人に興味があれば、そうするやろ。人に挨拶すると気持ちいいし』(街の女子大生)
日本のバス停で待ってる時に、女子大生から用事なく話しかけられることなんてなかなかないでしょうね
Q7. 人との待ち合わせは時間を守りますか?
【回答】
『守らない、というか、守れない(笑)。遅れて行っても、誰も怒らへんから大丈夫。会えることに意味があるんやし』(ショップ店員)
青いアフロをかぶりながら接客中
Q8. 日常、誰かとシェアしているものはありますか?
【回答】
『奥さん以外、全部やな』(村のおじちゃん)
フィジーは「私の物はみんなの物。あなたの物もみんなの物」という共有社会
Q9. どんな時、不幸だと感じますか?
【回答】
『特にないわ。どんなことが起きても、神様の計画やと思ってるから。この前、空き巣に入られてんけど、それも何か意味があることなんやろうし』(レストランのウェイター)
フィジー人の多くはキリスト教徒。毎週日曜は正装して教会へ
Q10. どんな時、幸せだと感じますか?
【回答】
『息子が騒いで言うこと聞かない時以外はずっとハッピー!』(主婦)
幸福先進国フィジー。幸せは伝染するので、周りもますます幸せに
年始の記事でも書いたとおり、「あなたは幸せですか?」と聞かれて「とても幸せ」と回答した人の割合が世界でいちばん多かったのがフィジーです。
今回の10の質問への回答内容をみていると、なぜフィジーが世界最「幸」なのか、分かる気がしてきませんか?
さて、あなたならこの10の質問にどう回答しますか?
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