26日(木)3時現在、台風12号(ジョンダリ)は沖ノ鳥島近海にほとんど停滞しています。中心気圧は985hPa、中心付近に最大風速は30m/sと、発達して暴風域ができました。
今後も海水温の高いエリアを進むためさらに発達しそうです。
▼台風12号 26日(木) 3時現在
存在地域 沖ノ鳥島近海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 ほとんど停滞
中心気圧 985 hPa
最大風速 30 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 40 m/s
このあとも発達しながらゆっくりと北東に進み、小笠原諸島に接近しそうです。27日(金)には中心付近の最大風速が35m/sと強い勢力になると予想されます。
28日(土)になると進路を北から北西へ変え、本州に近づいてきます。予報円の中心を通った場合は28日(土)夕方から夜にかけて暴風域を伴ったまま関東や東海に上陸する恐れがあります。
台風の進路の北東側に当たるエリアは東よりの風が吹き込むことによって、山沿いを中心に大雨の恐れがあります。また、台風の中心付近では平均で25~30m/sの暴風の恐れがあり、厳重な警戒が必要です。
各気象機関の予測を見ると、東日本方面へ向かう傾向が中心となっており、だんだんとまとまってきています。
ただ、予報円はまだ大きくなっていて、台風の進路や接近のタイミングについては幅がまだ大きく、今後も変化することがあります。
7月中旬以降の記録的暑さの影響で、日本近海の海面水温が高く、台風は発達しながら北上し、暴風域を伴ったまま近づいてくることが予想されます。
雨、風が非常に強まる恐れがあるので警戒が必要です。
台風12号は週末に、本州に接近・上陸する恐れが高まってきています。
夏休みの週末ということで、多くのイベントもあり、お出かけを予定されている方も多いとは思います。台風の進路にあたるところでは、電車や高速道路、飛行機など交通機関への影響も出てしまいそうです。
最新情報を確認するとともに、予定の変更も検討をしてください。
ジョンダリ(Jongdari)は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の言葉で、ひばりを意味します。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。