2005年11月1日、国連総会は、ユダヤ人の3分の1、そして無数のマイノリティーの人々が殺害されたホロコーストを再確認し、憎悪、敵対感情、人種差別、偏見がもつ危険性を永遠に人々に警告することを目的に、総会決議60/7を採択しました。この決議は、ユダヤ人強制収容所のアウシュビッツが解放された1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と定めました。
「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(2016年1月27日)」によせる国連事務総長メッセージ
国連の決議に基づいて、国連広報局は、「ホロコーストと国連アウトリーチ・プログラム( The Holocaust and the United Nations Outreach Programme )」を創設。世界各地の国連広報センターでは、この国際デーの意義を広め、多くの人に歴史から学ぶことを促しています。ニューヨークの国連本部では、総会議場での記念式典(1月27日)をはじめ、様々な記念行事・展示会が開催されます。
1月27日は「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」:ホロコーストと国連アウトリーチ・プログラム(制作:2015年)
私は70: トム・ホフマン (ホロコースト生存者、制作: 2015年)
国連広報局はまた、米国ホロコースト記念博物館の協力もと、同博物館制作のドキュメンタリー「ナチス、ジェノサイドへの道 "The Path to Nazi Genocide"(制作:2014年)」の国連公用語(アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語)字幕版を制作しました。日本語の字幕版は東京の国連広報センターが制作しましたので、是非ご覧下さい。
ナチス、ジェノサイドへの道 "The Path to Nazi Genocide"