集団の習慣という束縛

集団の習慣を変えるのことが嫌だった人たちも、こちらから歩み寄っていけば、こちらを受け入れる心のゆとりもできてくるものです。

周囲の人達が同じようにやっていると、

自分も同じようにしなきゃ。と思ってしまうのは人間心理です。

気にならずに受け入れられるのであれば、

周囲に合わせていくことも大事なことですが、

「おかしい」「変だ」と思うことなら、

なんで、そうやるように決まったのかを疑問に持つことは大事なことです。

それが決まり事なのか?

なんとなく、そうやるようになってしまったのか?

周囲の人達に問いかけてみるのは決して悪いことではありません。

こうしたほうがいいと思えることがあるなら提案してみるのもいいと思います。

みんなが同じようにやっているのに自分だけが逆らってしまったら、

反感を買ってしまいそうで怖いと思うのも人間心理のひとつです。

集団の習慣というのは、ある意味法律よりも厳しいときもある

自分が疑問に思っていることは、

他にも疑問に思っている人が居るものです。

集団の習慣を変える勇気がないために、

仕方なく従っているということは日常的に多くなっているように感じます。

それだけ個々人が持つ意志が弱くなっているとも言えますね。

個々人の意志が弱くなれば、なるほど、頭角を現す人が現れて、

周囲を支配し、自分の思い通りに決まり事を

押し付けてくるようになっていくものです。

自分の意志をしっかり持っていない状態で、

「こうしましょうよ」と言われてしまうと

「そうですね」と従ってしまう。

「誰さんにも伝えて、決まったことだから」と要求は窮屈になって、

いつの間にか、そういう強引な人の決めたことに、

周囲が従わざるを得ない状況に陥っているケースが多いです。

決まり事が窮屈で、おかしいと感じるなら自分の意志を通すことも大事

決まったこととはいえ、

規約などの書面が合って合意した訳ではないのであれば、

無理に、その決まりごとに従う必要なないですよね。

自分の意志をしっかり持って、

「こうしたほうがいい」と思えることは提案してみたり、

自ら実践してみて、周囲の意見を聴いていけば、

共鳴してくれる人が増えたり、協力してくれる人が現れたりして、

みんなの意見を活かしたやり方が見つかっていくと思います。

まず自分が、そうしたいと思ったことを試しに実践してみる。

そのほうが合理的で無駄が無く、

効率的で周囲にも優しいものであれば、

自然と共鳴してくれる人や、マネしてくれる人が増えて、

新しいやり方として認めてもらえるようになっていくものです。

相対することになってしまったらこちらから歩み寄る

いままでのやり方を変えることに賛成できない。

というように派閥ができてしまったときは、

ひとますは相手に歩み寄って、元通りのやり方を尊重してみましょう。

新しいやり方を実践してみて、共感してくれる人もいるのであれば、

少しずつ共感は拡がって、全体の見直しにつながるようになっていきます。

集団の習慣を変えるのことが嫌だった人たちも、

こちらから歩み寄っていけば、

こちらを受け入れる心のゆとりもできてくるものです。

大事なのは「おかしい」と思っているのに、

「みんながやっているから」という

安易な理由で従ってしまうということです。

自分の意見があるなら、言ってみる。

まずは自ら実践してみて、検証したり、周囲の意見を聴いてみる。

集団の習慣という束縛を自由に開放できるのは、

自分の意志をしっかり持っている人達なんです。

縛られているようなやり方と感じていることがあるのなら、

自分の意志をしっかり持って、出来ることからはじめてみませんか?

(2016年09月23日「ボトルボイス」より転載)

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