人はそれぞれ個性を持っていて、それぞれに違った良さ、特徴を持っているものです。
すべてがおなじ人などいないものです。
個性を持った人たちが職場や地域、趣味などでグループをつくる。
そうしていつの間にか、あの人について感想を持ったり、評価をしたり、順位をつけたり......
その中にはとてもよく気の合う人もいることでしょう。
あなたのまわりは、一緒にいて楽しい人や、スムーズにやり取りできる人たちばかりが集まるとしたら、
とても恵まれていて、幸せなことでしょう。
けれども残念ながら、たくさんの人が集まるところでは、反りが合わない人もいるものです。
もっとはっきりと言ってしまえば、「嫌いな人」もいるものです。
どうして私たちはその人のことを嫌いな人だと感じるのでしょうか?
「嫌いな人」とは、私たちに「嫌な感情を思い起こさせる人」です。
・この人の依頼はいつも時間がかかって面倒なことばかり......
どうしていつもこんなことをさせられるのだろう?
( 不満や反発といった怒り )
・アイツはいちいち重箱の隅をつつくような事ばかりを
ネチネチネチネチネチネチと何度も何度も何度も何度も
( 怒りや、まるでダメだと言われているような繰り返しによる自信の喪失、悲しみ )
こうした経験は、よく聞く話だと思います。
「この人はいつも私に親切してくれてうれしいなあ」
こうだったら、「この人」は嫌いな人ではないですよね。
一緒にいて面倒なことを起こされて、イライラさせられたり、腹が立ったりする。
高圧的な態度に怖い思いをしたり、人前で恥ずかしくなるようなことを言われて
哀しくなったり、恥ずかしくなったり......
このように、「嫌な感情を思い起こさせる人」と一緒にいるということは、できれば避けたいことです。
「進んで自分から嫌な思いをしたい」という変わった人は、あまりいないのではないでしょうか?
そうですよね、けれども一緒にいることを避けられないとするならば、
嫌な思いをさせられただけではひどく損した感じがしませんか?
「なんでこんな目にあわなければならないんだ!」と。
そこで、一方的に嫌いな人から与えられる「嫌な感情」を、
少しでも解消できるような方法を提案していきたいと思います。
嫌いな人との関わりからの損を、プラスの得に変える方法。
それは、「嫌いな人から学ぶこと」です
「えーっ、そんなの嫌!」という声が聞こえてきそうですね。
たしかに「嫌いな人の真似なんてできない」、
それはその通りだと思います。
安心してください。
どちらかといえば、反面教師というカタチですから。
嫌いな人と仲良くなろうとか、仲間になろう、ということではありません。
まとめ
・嫌いな人とは?
ネガティブ、マイナス、後ろ向き、カラダが拒否反応を示してしまうなど、「嫌な感情を思い起こさせる人」のこと
・嫌いな人に上手く対処するためには?
嫌な感情を思い起こさせる対象から、どうして嫌いなのか?を学ぶというように、方向を変えてみよう。
(2016年06月08日「ボトルボイス」より転載)