台風5号は列島を縦断する予想。まだ動きが遅く、影響が長引くでしょう。近畿や東海は今夜の帰宅時も大荒れの恐れ。関東や北陸も次第に雨が強まるでしょう。
◆大荒れ続く
台風本体の活発な雨雲が四国や中国地方、近畿、東海にかかっています。午後3時までの48時間雨量が高知県の仁淀川町の鳥形山や津野町船戸で400ミリを超えました。また、台風の外側の雨雲が関東の一部にもかかってきました。
台風5号は、午後3時半に和歌山県北部に上陸しました。今後、近畿付近を進み、明日(8日)は東日本に進む予想となっています。上空の風が弱く、この先も自転車並みの速度と動きが遅いため、大荒れの期間が長引くでしょう。
四国は今夜9時頃まで、中国地方は明日(8日)の明け方まで、近畿や東海は明日(8日)の朝にかけて大荒れの天気が続くでしょう。
今夜の帰宅時間帯も暴風が吹き荒れ、猛烈な雨の降る恐れがあります。猛烈な雨とは水しぶきであたり一面が白っぽくなり、傘は全く役に立たなくなるような降り方です。
すでに大雨となっている所にさらに雨量が増えそうです。
大雨による土砂災害や河川の増水、氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要です。自治体から出される避難勧告などの情報にも注意して下さい。
交通機関への影響も長引く恐れがあり、注意が必要です。
◆関東や北陸も今夜から
関東や北陸も今夜は雨が降りだし、遅い時間になればなるほど、雨が強まるでしょう。
早めの帰宅を心がけた方が良さそうです。関東南部は明日(8日)の午前中くらいまで、関東北部は日中も雨や雷雨が続くでしょう。
関東北部を中心に非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。土砂災害や河川の増水、氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要です。
北陸は明後日(9日)の朝にかけて雨が続く所が多く、雨量が多くなるでしょう。風も強まり、荒れた天気となりそうです。
交通機関への影響にご注意下さい。沿岸部では高波や高潮にも注意が必要です。
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[日本気象協会本社] 気象予報士 熱中症予防指導員
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。
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