きょう22日11時、関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。関東甲信地方は平年より1日遅く、夏本番です。
きのうの九州北部と近畿、東海に続き、
きょう22日11時、気象庁から関東甲信地方が「梅雨明けしたとみられる」と発表されました。
今年の梅雨は、地域によって降水量に偏りが大きいのが特徴。
梅雨の期間の降水量は、
きのう21日に梅雨明けが発表された近畿や東海では、平年より少ない一方で、
関東ではほとんどの所で平年より多くなりました。
【関東地方】
★梅雨明け
平年 (7月21日ごろ) より1日遅い
昨年 (7月6日ごろ) より16日遅い
最早記録:7月1日(2001年)
★梅雨の期間(6月5日~7月21日)の降水量
東京 406.5ミリ (この期間の平年の約1.5倍)
宇都宮 633.0ミリ (この期間の平年の約2倍)
■梅雨明け後は、暑さに注意
関東甲信地方は朝から気温が上がっています。
午前11時までの最高気温は、都心は29度7分。
最高気温は32℃くらいまで上がる見込みで、
きのうより5℃くらい高い所もあり、体にこたえる暑さになりそうです。
屋外はもちろん、部屋の中でも水分をこまめにとって、熱中症に十分、気をつけましょう。
■北陸や東北の梅雨明けは?
関東甲信地方が梅雨明けしたことで、
あと、梅雨明けが待たれているのは、北陸地方と東北地方だけです。
平年の梅雨明けは
北陸で 7月24日ごろ
東北南部で 7月25日ごろ
東北北部で 7月28日ごろ
前線の影響で、来週のはじめ頃までは雲が広がりやすく、
雨の降る日もあるでしょう。
北陸や東北地方では、本格的な夏空は、もう少し先になりそうです。
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望月 圭子
気象予報士
福島県会津生まれ。
東京での大学生活を経て、テレビ山梨のアナウンサーに。
ニュースや中継、県政番組、音楽番組、グルメコーナーなど、幅広く経験しました。
フリーに転身後、大好きな気象を学び、気象予報士の資格を取得。
『OAに強い気象予報士』として
テレビ山梨「ニュースの星」気象キャスターや
NHKラジオ「ジャーナル」気象キャスターを務め、
フジテレビで気象の解説をしたり、
文化放送やニッポン放送、JFNなどでも、天気を伝えてきました。
現在は、テレビやラジオの天気原稿を書いたり、
新聞の天気概況も担当しています。
「どう伝えるか」ではなく
「あなたに、どう伝わるか」を大切にしながら
日々の天気を伝えている私が、
『あなたのお抱え気象予報士』になれれば、幸いです。