桜の開花、青森で記録的な早さになる予想 弘前公園ではいつ見られる?(望月圭子)

14日は青森から桜開花の便り。平年より10日早く、1956年以降の統計開始以来、2002年に並び最も早い開花。弘前公園の桜のつぼみも早いペースで膨らんでいます。

14日は青森から桜開花の便り。平年より10日早く、1956年以降の統計開始以来、2002年に並び最も早い開花。弘前公園の桜のつぼみも早いペースで膨らんでいます。

■青森の桜開花 歴代1位の早さ

4月も半ばで、新年度にも、ようやく慣れた頃かと思いますが、空模様は不安定です。

今日14日は、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定で、

明日15日は、不安定な地域が、東日本や北日本へ移りそうです。

でも、そんな中、桜前線はいつもよりも早いペースで北上しています。

青森地方気象台では、本日14日

「桜(ソメイヨシノ)の標本木(基準となる木)が開花した」と発表しました。

平年より10日早く、昨年より8日早い開花で、

1956年の統計開始以来、2002年に並んで、もっとも早い記録です。

平年ですと、青森の桜が満開となるのは、4月29日。

北国の桜は、ちょうど、ゴールデンウィークの頃に見頃となる年が多いのですが、

今年は、ゴールデンウィークを待たずに、咲き急いでしまいそうです。

■弘前公園の桜も 平年より約1週間早い予想

青森の桜と言えば、やはり『弘前公園の桜』を楽しみにしている方も大勢いらっしゃるはず。

4月14日現在の桜の写真が、上記です。

弘前公園では、桜は、まだつぼみの状態ですが枝がピンクに色づき始めたということです。

外濠の日当たりの良い場所では、一部胴吹き桜が開花しているものも見られたそうです。

弘前市公園緑地課が13日に発表した予想によりますと、

今年の開花は17日(平年より6日早い)、満開は22日(平年より6日早い)です。

北国の桜を求めてお出かけを予定している方は、早めがおススメです。

そろそろGWの予定を決めようとしている方は、tenki.jpの『10日間予報』や『ゴールデンウィークの天気』なども参考にして下さい。

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望月 圭子

気象予報士

福島県会津生まれ。

東京での大学生活を経て、テレビ山梨のアナウンサーに。

ニュースや中継、県政番組、音楽番組、グルメコーナーなど、幅広く経験しました。

フリーに転身後、大好きな気象を学び、気象予報士の資格を取得。

『OAに強い気象予報士』として

テレビ山梨「ニュースの星」気象キャスターや

NHKラジオ「ジャーナル」気象キャスターを務め、

フジテレビで気象の解説をしたり、

文化放送やニッポン放送、JFNなどでも、天気を伝えてきました。

現在は、テレビやラジオの天気原稿を書いたり、

新聞の天気概況も担当しています。

「どう伝えるか」ではなく

「あなたに、どう伝わるか」を大切にしながら

日々の天気を伝えている私が、

『あなたのお抱え気象予報士』になれれば、幸いです。

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