大のゴルフ好きを自負するあなた、近場のコースはもう行き尽くしたというならば、ちょっと足を延ばして海外のゴージャスなゴルフリゾートへ。ここでご紹介する10軒は、どれも圧巻のグリーンを目の前に構えたホテル。ひと汗流した後も、こんな宿なら一層充実したバカンス気分が味わえるはず。
~ モーリシャス ~
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どうせそのうちバンカーにはまるなら、インド洋に浮かぶこの小さな南国の島で、ヤシの木が優しい陰を落とす柔らかい白砂の方が気分もいいでしょう。「ビーチコーマー・ディナロビン」の18ホール・コースは「パラディ(Paradis)」と名付けられているけれど、楽園を意味するその名前は、オール・スイートルームの、このコロニアル風リゾート自体を表現するのにもぴったりです。
~ ブラジル|サンパウロ ~
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ラグジュアリーな空間でリラックスする時間を大切にしつつも、アクティブなバカンスを楽しみたい。そんなゲストの贅沢な願いを叶えるべく、18ホール・コースを一つならず、二つ(&乗馬施設)も用意した「ファザーノ・ボア・ビスタ」。軽くセッションを楽しんだら、2,500エーカーの広い敷地を眺めるウォーターサイドのラウンジチェアでワイン、またはプールでリフレッシュ。
~ スコットランド|アーガイル ~
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ゴルフという遊びの発祥の地を入れずしてこのリストは成り立ちません。「アイル・オブ・エリスカ」の9ホール・コースは、ロングドライブのスキルアップより、景色とゲームを一緒に楽しむのにお勧め。とっととコースを終えてしまっても、がっかりすることはありません。16部屋オンリーのお城のようなこのホテルには、スコットランド自慢のシングルモルトを堪能しながらくつろげる居心地抜群のちょっとしたスペースがたくさん。
~ イタリア|トスカーナ ~
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トスカーナの海岸沿いのゴルフリゾートと聞いて、環境に優しく、見た目も魅力的なデザインホテルを想像する人は少ないかもしれません。けれど、どの客室からも緑の丘が広がる海岸線をなぞるようにして延びるゴルフコースの景色が望める「アルジェンタリオ」はまさにそんな場所なのです。
~ UAE|ドバイ ~
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ゲストルーム全21室という、ドバイにしては控えめなサイズな宿だけれど、敷地内施設はさすがラグジュアリーを極めています。ホテル名の由縁となっているコリン・モンゴメリー・チャンピオンコースのほか、周りには湖やガーデン、日が落ちてからも練習できるスタジアム照明付きのショートコース、さらにトレーニングやコーチング施設も完備されているから帰る頃にはあなたの腕も更に上がっているはず。
6. KAURI CLIFFS
~ ニュージーランド|ベイオブアイランド ~
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ニュージーランド北島の北端にある「カウリ・クリフス」があるのは太平洋の上空にそびえる崖の上。4,000エーカー(=約16平方キロメートル)にも及ぶ牧草地に囲まれ、一流ゴルフコース設計家、故デイブ・ハーマン氏が手がけたコースは、普段の生活をすっかり忘れて大好きなスポーツに集中するのにぴったり。客室コテージはすべてコース沿いに点在するように造られているから、いつだってゲーム開始の準備オッケーです。
~ 米・カリフォルニア州|ロサンゼルス郊外 ~
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とにかくだだっ広い印象の南カリフォルニアですが、それが利点になることもあるんです。ロサンゼルス南西の高級住宅エリアにありながら、100エーカー(=約4000平方メートル)という広々とした敷地を構える贅沢な「テラネア・リゾート」。半島の湾岸沿いに広がるゴルフコースからは、ゲームと同時に、どこまでも続く美観を楽しむことができます。
~ スペイン|コスタデルソル ~
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見るからに広々としたモダンな客室はもとより、田園風景が見事なアンダルシア郊外に広がる18ホール・パー72のチャンピオンコースにしても、「フィンカ・コルテシン」には羽を広げるスペースがたっぷり。ジャック・ニクラスのゴルフアカデミーでレッスンを受けて腕を上げるのも一案です。ゴルフをしない人用のアクティビティもたくさん用意されているから、家族やグループ旅行にも便利です。
~ モロッコ|エッサウィラ ~
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エッサウィラは、マラケシュの東、太平洋岸に凛とそびえる白の街。そもそもここにある「ソフィテル」というだけでも魅力的だけれど、すぐ脇にはゲーリー・プレーヤー設計によるコースがあり、ゴルフウェアでも知られるファッションブランド=ラコステがインテリアを手がけたヴィラにはそれぞれ専用パッティンググリーンまで備えられているとあれば、もう行かないではいられません。
~ ベトナム|フエ ~
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「バンヤンツリー・ランコー」にあるニック・ファルド監修の18ホール・コースからは、危うくゲームへの集中力が乱されそうなほど美しい海の景色が望め、49戸あるヴィラはそれぞれプライベート・プール付き。フエとホイアンの中間点で、ほんの最近まで静かな漁村だったこの土地ですが、同ホテルグループの繊細な開発アプローチのおかげで、海岸線も完全に自然なままの印象です。
From: Tablet Magazine