強烈な個性をもった刺激たっぷりの国、インド。
実際に行ってみると、すっかりハマってしまう人と、まったく受け入れられない人とに二分されるという話もよく聞きます。
「そんなインドを自分の目で見てみたいけど、危険なイメージがあって...」と躊躇している女子も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、女子がインドを安全に旅するための服装についてお話したいと思います。
服装に注意する大切さ
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確かにインドは、決して「安全」とは言えない国。行くとなるとある程度の覚悟と準備が必要になります。
一方で、しっかりと安全対策をすれば大幅に危険を減らすことができる国でもあります。
その安全対策の一つが服装。私はインドを約一か月旅するにあたり、服装にもずいぶん気を遣いました。
結果、危険な目や怖い目に一度も遭うことなく、安全にインド旅行を楽しむことができたのです。
現地の感覚に合った服装を!
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中東やインドでは服装に対する価値観が日本とは大きく違います。
日本と同じような感覚で服を選んでしまうと、日本ではごく普通のファッションであっても、インドでは「性に開放的」だと受け止められてしまう恐れがあります。
現地の感覚とズレている服装をしていると、「誘っている」と勘違いされ、無用な危険を招いてしまうことにもなりかねません。
そこで私はインドの女性の服装を観察し、現地に馴染む服装をすることにしたのです。
私が発見した「インド女子旅ファッション3つのルール」をお伝えします。
ルール1:脚を出さない
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インドでは脚を出すのは厳禁。現地の女性でヒザが出るような服装をしている人はほとんどいません。
ミニスカートはもちろんのこと、ショートパンツも当然NGです。
インドで着用するボトムは脚のラインが見えないゆったりとしたズボンかロングスカートがおすすめです。
インドを旅した一か月間で、膝上のワンピースを着ているインド人女性を見かけたこともありましたが、そういう女性は男性数人の付き添いがあり、自家用車で移動しているお嬢様。
身の安全を守りたいなら、決して真似はしないのが賢明です。
ルール2:胸元を出さない
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インドで胸元を強調する服を着ようと思う人はいないかもしれませんが、ここで言う「胸元」とは「デコルテ」も含みます。
普通のUネックのTシャツなど、首が見えるのは問題ありませんが、襟ぐりが大きく開いているトップスは避けましょう。
首以外は必要以上に露出しないものを選ぶようにし、さらにストールを巻いて胸元のラインを隠すようにするのがベター。
ストールはインドの強い日差しや砂埃からも守ってくれるお役立ちアイテムなので、インド旅行には必ず持参するか、現地に着いたら早めに入手したいところです。
ルール3:お尻のラインを出さない
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インドでは、女性が体にフィットしたパンツなどを履いてお尻のラインを出すのは一般的ではありません。
インドで売っているトップスの多くが、お尻が隠れる長めの丈になっていますし、さらにボトムにはゆったりとしたパンツやロングスカートを履いて体の線が出ないようにするのが定番。
現地で服を買ったときも、お店を経営しているお母さんのような年齢の女性から「インドではお尻のラインは隠さないとダメよ!」と言われました。
ローカルファッションで現地に溶け込む
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このように3つのルールにのっとったインドファッションで旅をしていると、周囲の風景に溶け込みやすくなります。
もちろん顔つきや肌の色などで現地人でないのは明らかなのですが、現地風の服装をしているとある程度「インドをわかっている」ように見えますし、「誘っている」と勘違いされることもありません。
ローカルファッションは写真映えもいいので、身の安全確保とステキな写真ゲットの一石二鳥です!
インドは「危険」か?
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近年インドでの性犯罪のニュースも多く、「インドは危険な国」という印象を持っている人は少なくないと思います。
実際にインドを旅した私としては、「日本で一般に思われているほど危険ではない」と感じたのが正直なところです。
一か月の間で体を触られるといった経験もありませんでしたし、意外にも紳士的な男性にもたくさん出会いました。
女性が一人で旅行をしていると、「危険な目に遭わないように」と気を配ってくれる人もいます。
ここに挙げたように、服装に気をつける、比較的危険と言われる街は避ける、宿や交通機関は一定以上のクラスを選ぶ、といった対策をとっていれば、身に危険が及ぶような事態はほとんど回避できるはず。
まとめ
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インドを旅行するにあたって、私も最初は不安もありました。
ですが、インドの壮大な風景、他の国にはないカオスで強烈な光景、フレンドリーな人たちとの出会いがあり、「インドに行って良かった!」と今では感じています。
インドを旅するとなると、常に一定の緊張感を維持する必要がありますし、体力的・精神的にも楽ではありません。
しかしインドには、世界でも類を見ないワンダーランドがそこにあります!
きっと、良くも悪くも「一見の価値あり」なのがインドという国ではないでしょうか。
ライター:はるぼぼ
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