引き続き美濃加茂市長・藤井浩人氏の収賄罪容疑については今後はフォローしていきたいと思います。
さて、まずは今日藤井浩人氏ご本人の直筆の手紙が関係者から公開されました。たしかな経路で、ご本人によるものと考えて間違いないようです。
(神谷宗幣・議員のブログより)
朝日新聞でも手紙について報じられています。
28日、接見した郷原信郎弁護士を通じ、市民へ向けて直筆のメッセージを出した。
郷原弁護士によると、藤井市長が美濃加茂市民に直接メッセージを伝えたいと要望したという。勾留中は弁護士に宛てて手紙を出すことはできるため、警察の備品の便箋(びんせん)を使い、郷原弁護士に宛てて今の思いを書くことになったという。
ここ1、2日で、さらに贈賄側の会社社長に関する情報が新聞紙面などで掲載されています。
現金受け渡しの現場には、同席者がいるも受け渡しは見ていない
現金受け渡しがあったとされる場に愛知県内の政策コンサルタントの男性が同席していたことが27日、議会関係者の話で分かった。愛知、岐阜両県警は贈賄容疑で逮捕した会社社長、中林正善容疑者(43)が資料に現金入り封筒を交ぜて藤井容疑者に渡したとみて、同席した経緯について政策コンサルタントの男性から参考人として事情を聴いているもようだ。
この男性は共同通信の取材に「市長とは親しくしており、2人で食事をする予定があった時に中林容疑者から『同席させてほしい』と頼まれた。現金受け渡しは見ていない」と話した。(msn産経ニュース 6月27日)
この同席者については、28日の中日新聞でも記述があり、名古屋市議の秘書とのこと。中座をして不在にした時に、受け渡しが行われたという旨が記載。
贈賄容疑の日に、同額の銀行引き出し記録が決め手
中林正善容疑者(43)が、市長の藤井浩人容疑者(29)=受託収賄容疑などで逮捕=に賄賂を渡したとされる日に、金融機関の口座から同額の現金を引き出していたことが、捜査関係者への取材で分かった。容疑を認めた中林容疑者の供述に加え、口座の取引記録の存在が立件の決め手になったとみられる。(中略)
中林容疑者は2013年4月上旬と下旬の2回、市議だった藤井容疑者にそれぞれ10万円と20万円の賄賂を渡したとして、贈賄容疑などで逮捕された。捜査関係者によると、中林容疑者が管理する金融機関(本店・岐阜県)の口座には、それぞれの日に同額を引き出していた記録が残っていた。
中林容疑者は捜査本部の調べに、この金が賄賂だったと認め、「プラントの資料に現金入りの封筒を交ぜて渡した」と供述。(毎日新聞6月27日)
こうした報道も、警察から記者へのリークなどでしょうから、正確なものかはわかりません。
情況証拠として、色々と類推の道具にはなりえるでしょうけれど、収賄容疑の藤井氏が完全否定している中で、確証を持ってクロといえるだけの素材、といえるのかどうでしょうか。
なお、担当弁護士の郷原氏はブログなどで潔白を晴らすと宣言。
今後も引き続き、注視していきたいと思います。
追伸
1つ目の産経の記事の見出しは「現金授受時にコンサルが同席「頼まれた」 美濃加茂市長の汚職事件」...頼まれたって出てると、藤井氏がお金を要求したのか?と感じさせるが、同席した人が藤井氏と会食の際に、同席したいと「頼まれた」ってことのようで。
・・・って、釣りのタイトルはよくないですね。。