先日、ネット上で話題になってた「ギャラリーの困ったオジサン問題」はご存知ですか?
例えば若手の絵描きの女性が個展を開きます。そこに一人のオジサンが現れます。
そして、そのオジサンは自分が絵画に詳しいことをその若手の絵描きの女性に伝え、その後、「この絵はなってない」という類のことをネチネチと言って、その後「色々と教えてあげるから」と食事に誘ったりするそうなんです。
なるほど、そういうオジサンっていそうですし、何かとその女性が困っているのも想像できます。
でも、これって美術界だけじゃなくて、色んな場所にありそうなことですよね。
僕の周りでは音楽業界にもそういうオジサンっています。ライブに行って、新人女性歌手に声をかけて「あの曲の歌詞の意味はわかってる? ちゃんと歌詞の意味を理解した上でそういう感情をこめて歌った方がいいよ」と語ったり、「レコード会社のプロデューサー知ってるから、今度紹介するよ」とか言って、パトロン気取りで食事に誘ったりとかというパターンです。
そしてそういうオジサンって「女性がやっている飲食店」にもいるんですよね。
例えばキャバクラのように、最初からお互いが「男性は女性を性的対象として見ていてお店に通うし、店員の女性もそのつもりで対応する」と納得している場合はそれで成立します。
でも、普通の可愛いカプチーノや美味しいスイーツが売りの女性だけがスタッフのカフェで「それ」をやっちゃうオジサンがいるそうなんです。
僕は先日、『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』というバー経営の本を出したので、そういうカフェ経営の女性から「すごく困ったお客様がいて...」という相談をしょっちゅう受けています。
そして聞くところによると、大体、そういうオジサンって最初のうちは「気前が良くて、感じの良いオジサン」だと思ってたら、ドンドン彼女のプライベートな領域に入ってきて、何かと誘ってきて面倒くさいことになるというパターンなのだそうです。
そしてみなさん、このパターンで「困った」というのは、はじめは「上客」だと思ってニコニコ接客していたので、今さら冷たくはできないというものです。
そして、もしかして冷たくなんかしたら逆上して、何か変なことをされるかもしれないという心配もあります。
困りますね。
たまに「林さん、私、もし刺されたら、犯人は絶対にあのお客さんだから」なんて冗談にもならないようなことを言う女性もいます。
そういう「ちょっと勘違いの困ったオジサン」、ギャラリーやライブハウス、可愛いカフェ以外にも色んなジャンルで出没していそうですね。
なかなか難しい問題だと思います。
是非、この記事をRTやシェアして、そのオジサンの目に届けて「あれ、これって自分のことかな?」と自覚させてみて下さい。
とりあえず、あなたの周りのみんなに「あなたが困っている」と伝えるのから始めるのが一番だと思います。