【都知事選】あなたの一票で意見発信を

2014年2月9日、東京都知事選挙が行われます。ハフィントンポスト日本版でもいくつかの争点を見出して記事を提供したり、またブロガーの皆様の意見を掲載しました。今一度ここで取りまとめてみます。

2014年2月9日、東京都知事選挙が行われます。ハフィントンポスト日本版でもいくつかの争点を見出して記事を提供したり、またブロガーの皆様の意見を掲載しました(都知事選2014)。今一度ここで取りまとめてみます。

まず、我々ハフィントンポスト日本版のスタッフが見出した争点で言うと、東京都の未来を担う子供達に焦点をあてて、2つの記事を展開しました。まずは待機児童問題では、日本で最も待機児童が多い東京都の課題をリポート。1年前に都内各地で巻き起こった「保育園一揆」の皮切りとなった「保育園ふやし隊@杉並」という活動を展開した曽山恵理子さんにインタビューしています。

また、子育て世代のビジネスパーソンが集中する東京都で新しい働き方をどうしたらよいのか、「働くパパの育児で未来が変わる」という観点で、ファザーリング・ジャパン代表理事・吉田大樹さんにワーク・ライフ・バランスの取り組みとあわせてインタビューしています。

一方、世界の大都市同様、東京都が抱える貧困問題についても取り上げています。「単身、非正規雇用の高齢者増加に備え政策を」 ということで、NPO「もやい」理事長の稲葉剛さんに東京都の貧困対策の歴史や将来の課題を語っていただいてます。若年層のワーキングプアや、理解されないネットカフェ難民などは、争点の一つにすべきではないしょうか? 2020年の東京オリンピックに向けて、セーフティネットも含めて考えなくてはならない争点だと思います。

そして、その2020年の東京オリンピックに向けた大規模な交通インフラ整備という観点で、立候補者に「自転車インフラの整備」の公約化を求めているNPO「自転車活用推進研究会」の小林正樹さんにインタビューを行いました。高齢化社会とあわせて、成熟した都市らしい、身の丈に合ったインフラの問題も考えるべきかと。

選挙戦最終日には、「ニューヨーク市に学び、市民参加型のオープンガバメントを」 情報社会学者、庄司昌彦さんに聞く「首都の争点」ということで、東京の抱える問題点を改めて、情報インフラの面から指摘していただきました。欧米で進む「開かれた政府」という考え方を私たちの国の首都でも率先して取り入れるべきではないでしょうか。若い世代、働き盛りの世代からのメッセージでもあります。

ブロガーの皆様が見出した争点としては以下をいただいております(敬称略)。

最後にネット業界の取り組みとしては、グリー株式会社、株式会社サイバーエージェント、Twitter Japan株式会社、株式会社ドワンゴ、ヤフー株式会社、Ustream Asia株式会社、LINE株式会社(50音順)のネット事業者7社が取り組んでいるネット選挙応援企画 「わっしょい!ネット選挙」が展開した、「東京都知事選 候補者ネット討論」もありました。

改めてですが、ハフィントンポスト日本版では『団塊ジュニアを中心に意見発信してもらうこと』を目指しています。「東京は変えられる」若い世代は少なくない。投票していないだけだ。という記事には我々のその目指すべき思いも込められています。是非、今回の都知事選における有権者の皆様、特に団塊ジュニアの皆様、なにかしらの参考にしていただき、そのお持ちの一票で意見発信していただければと幸いです。

あいにくの大雪で投票日前日、交通機関が乱れていました。積雪による転倒でけがをされた方も出ています。投票日当日は、しっかり防寒の上、足元にお気をつけてどうぞお出かけください。

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