第23回参議院議員選挙がいよいよ7月4日に公示され、スタートします。日本ではインターネットが初めて選挙活動に利用されることになります。
ハフィントンポスト日本版では、参院選にあたり、団塊ジュニア世代である私たち編集部が特に考えなければならない等身大のテーマとして「少子化」「雇用」「エネルギー」「憲法改正」「アベノミクス」「クール・ジャパン」の6つに争点を絞り、ニュースを発信しています。
私たちは、一方的にニュースを発信するだけではなく、ユーザーの皆さんからご意見をお寄せいただき、議論を集約することで、私たちの社会が抱えるたくさんの課題を、より良い方向の解決へと導く道しるべになりたいと考えております。
今回の参院選でも、ぜひこれらの争点を中心に皆さんからご意見を頂けますことをお願いいたします。
そこで、編集長である私自身も、ひとりの国民、等身大の自分を意識して、これらの争点について意見を述べてみたいと思います。識者や専門家ではないからといって、萎縮する必要はありません。「自分の考えを発信する」。まずはここから始めることが大事なのではないでしょうか。
アベノミクスと言われる経済戦略。私が特に焦点と考えているのは成長戦略です。この成長戦略を成し遂げるためには、大胆な構造改革や規制緩和を突き詰めるべきと考えます。国ができることではなく、民ができることを推し進めるべきです。国が行うのは、たとえばベンチャーがリスクを取って、成長を突き詰められる仕組みの補佐。グローバル化が否応なしに進み、いろいろな壁という壁が溶けているなか、日本発にこだわるとすれば、そのこだわりを活かすための法整備を国がするべきだと考えます。
過去からたまりにたまってきた経済の病巣を治さなければならない部分もありますが、日本の産業の将来に向けた視点が大事なのではないかと。
その中でさらに個別に気になる点で言えば、農業の株式化などを推進すべきと考えます。農業は本当に変わることはできないのでしょうか? 世界最先端のスマートアグリが今、オランダで進行しています。TPPを睨みながらではありますが、TPPがなくても農業は改革すべきではないでしょうか。国主導ではなく、民主導で。
■参考記事
・進化する農業~ICT駆使したスマートアグリが、アベノミクス成長戦略のカギとなるか - ビジネスジャーナル
・農業革命"スマートアグリ" - NHK クローズアップ現代
・植物工場から有機農業まで:食糧問題に立ち向かう日本の若きアグリプレナーたち - WIRED.jp
メディア以外の仕事で、個人的に一番興味あるのはこの農業分野です。日本の文化、特に食文化は世界に輸出できるはず。完成された料理だけではなく、日本で育てられた豊かな食材も世界に誇れるものです。世界が抱えている食糧問題と国内の従来農業の衰退を、チャンスと捉えられるかどうか。大胆な構造改革や規制緩和によって、成長戦略が取れる戦術が増えれば増えるほど、そこに雇用のチャンスも増えます。農業においてさえ。
将来に目を向けたとき、経済戦略として取るべき道で、あなたがまず重要に考える点はどこか、是非あなたの声をお聞かせ下さい。