護衛艦をイケメン擬人化した入浴剤、その名も「海自乃湯」......開発秘話を担当者に直撃取材

入浴剤「海自乃湯」がネット上で話題になっている。話題の理由は、「海自乃湯」のパッケージに描かれた、美青年・美少年のイラストだ。

 入浴剤「海自乃湯」(株式会社ミュール)がネット上で話題になっている。

 話題の理由は、「海自乃湯」のパッケージに描かれた、美青年・美少年のイラストだ。このイケメンたちのイラストは、「ひゅうが」「むらさめ」など海上自衛隊の護衛艦を擬人化したもの。

 入浴剤には護衛艦や海上自衛隊の活動が記録されたフォトカードが封入されており、パッケージ以外のユニークな特徴も話題のひとつとなっている。

 ネット上では「自衛隊さん最近オタクに優しすぎます」「海自始まりすぎでしょ」「一生懸命入浴しそうこれ」といった声が上がり、やおい・ボーイズラブ研究で知られる社会学者の金田淳子氏からは「こ、これは...!! むらさめはこのキャラでいいのか...?」などの反応があった。

 そこで、なぜ入浴剤が発売されることになったのか、開発元・株式会社ミュールの担当者に取材してみた。

 担当者は、「自衛隊の『野外入浴セット2型』という災害時や海外の支援活動で使われるお風呂のニュースを見たことが企画のきっかけとなりました。自衛隊の方々が護衛艦内にお風呂を張り、被災者の方々にお風呂を提供している様子を見たことで、護衛艦=お風呂(入浴剤)というイメージを思いつきました」と語る。

 ネット上で話題になっていることについては、「まだ先行発売期間のため、一部店舗でしか購入できないにもかかわらず、皆さんが『海自乃湯』を話題にしてくださって大変うれしいです。すでに完売になってしまった店舗もあります」と話す。

 「今回の4人のキャラクターは夏服を着ていますが、海上自衛隊の制服なので非常に細かなルールがあります。階級によって制服が違うのはもちろん、肩についている階級章や帽子の細かなディテールなどに細部までこだわりました。実はパッケージのイラストの締め切り日の朝に、海上自衛隊の広報の方から『靴の色が違う』とご指摘を頂き慌てて変更したというエピソードもあります。あれは冷や汗ものでした......」と、開発にあたっての苦労話も聞かせてくれた。

 薬用入浴剤「海自乃湯」は5月末に発売予定。「ひゅうが レッドペッパーの湯」「こんごう グレープフルーツの湯」「むらさめ すみれの湯」「そうりゅう ミントの湯」の4種に、付録として、各入浴剤10種類、合計40種類のフォトカードが封入されている。

【参照サイト】

薬用入浴剤「海自乃湯」公式ホームページ

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