国内最大級の科学の祭典「サイエンスアゴラ2014」を11月7日(金)~9日(日)に東京のお台場で開催する、と科学技術振興機構(JST)が10月2日、その内容を発表した。今年で9回目のサイエンスアゴラは、子ども向けの理科実験、トップ科学者との対話、市民参加の科学議論など盛りたくさん。老若男女、子どもでも親子連れでもおとなでも、科学者も市民も交流を楽しめる。アゴラはギリシャ語で広場の意味。誰でも参加できる。
今年のテーマは「あなたと創るこれからの科学と社会」。科学技術の楽しさを体験するだけでなく、科学技術をめぐる課題、社会の未来像について、市民や研究者、産業界、政策立案者、科学コミュニケーションの担い手ら、さまざまな人々が集って対話する場とすることを掲げた。このアゴラで得た成果を市民や研究者たちで共有してもらい、科学技術と社会のギャップを解消し、新しい関係を構築することを目指している。
会場は、日本科学未来館、産業技術総合研究所臨海副都心センター、東京都立産業技術研究センター、東京国際交流館、フジテレビ湾岸スタジオなど、お台場一帯。昨年は約8500人が参加したが、今年はさらに多様な人々が参加できるよう、会期を2日間から3日間に延ばし、金曜日も開催する。転機を迎える科学技術に関してさまざまな切り口で議論するキーノートセッションのほか、一般公募も含めて約200の企画がある。
最先端の研究者と一緒に未来を実感する「実感! みんなの仮想研究所」や、女性研究者と出会える「輝け! 世界で活躍する女性研究者たち」も会期中ずっと開かれる。子どもの事故防止の視点で開発された安全・安心なデザインの商品を手に取れるユニークな商品見本市も同時開催される。ごく一部の企画は事前登録が必要となる。詳細はサイエンスアゴラ2014のホームページでわかる。
科学技術振興機構 プレスリリース