こんにちは、数学・教育ライターの鍵本です。
今回は若干手前味噌なお話で恐縮なのですが「正立会」という「同窓会」に行ってきたお話です。
「同窓会」と言っても普通の同窓会とはイメージが少し違うかもしれません。というのは「正立会」の参加者は年齢も専攻もバラバラ、しかも同窓会という雰囲気には程遠く、食事をしながら各人が近況報告という名前の発表をし、先生をはじめメンバーがそこにツッコミを入れたりするのです。はたから見ると何らかの研究会か何かだと思われるでしょう。メンバーによってはレジュメや資料を配布し、そのことについて意見を交換し合います。
「正立会」は、そもそも京大教養部があったころの「経済学ゼミ」を担当していただいた高橋正立先生を囲む会、ということでその名前がついています。今年は11月2日、新しくなった京大時計台の1階にある「ラトゥール」(レストラン)で行われ、高橋正立先生をはじめ12名のメンバーが集まりました。メンバーの年齢も職業も出身学部もばらばらです。今回集まったメンバーの年齢は60台から40代前半まで、職業は大学教員をはじめ、新聞記者や会社員など、出身学部は理、工、医、農、経済、法、文と、文理混じっています。
そんな立場も地位も違う人たちが集まっていろいろ意見を交換し合うわけです。面白い同窓会でしょ? まさに高橋正立先生の「経済学ゼミ」の雰囲気がそのまま再現されるというわけです。写真は、食事が終わった後の集合写真です(みなさまから掲載許可を得ています)。
前列中央が高橋正立先生、後列一番右が筆者です。
ともかく、いろんな立場のみなさまと年に1回こうやってお会いし、大学時代のようにいろんなことについて意見を交換できるのは、とても貴重な機会です。もちろん私も、三角パズルの説明と今後の展開について話してきました。お子さんをお持ちの立場、ご自分でこの手のパズルを楽しんでらっしゃる立場など、さまざまなご意見をいただくことができました。みなさんから色々ツッコミや意見をいただいたので、それも今後の参考にしていきたいと思っています。
さて、今回もいつもと同じく、変化球ルールの問題と、従来ルール問題の合計2問です。
1問目では10個の○の中に1から10の異なる数字を入れて下さい。周りの矢印の数字がその列の数字の和であることは同じです。数字が大きくて少し難しいかもしれませんが、頂点の3つは数字が入ってるので、実際には7個の数字を入れるだけです。
2問目は従来ルールの問題です。今回もいつもと同じく少し難しい目の問題にしてあります。ルールはこちらをご覧ください。解答は下のほうのリンクをクリックしたら出てくるようにしておきますので、解けたら答え合わせをしてみてください。
それではいよいよ問題です!制限時間はあくまで目安です。
問題(29) 制限時間5分 1から10までの異なる数字を○の中に入れていきます。
問題(30) 制限時間5分 従来のルール。です。
解答はこちら。