インディーズから商業出版へ!「アニウッド大通り」誕生秘話・記伊孝さん独占インタビュー(1/5)──商業化で、写植を全部入れ替えなきゃいけない!

『月刊群雛 (GunSu) 2014年09月号』には、インディーズから商業出版を果たした『アニウッド大通り』の作者で、漫画家の記伊きい孝たかしさんの独占インタビューが掲載されています。なぜインディーズだったのか、どんな苦労があったのか、いろいろ突っ込んだお話をお聞かせ頂きました。第1回め。

月刊群雛 (GunSu) 2014年09月号』には、インディーズから商業出版を果たした『アニウッド大通り』の作者で、漫画家のさんの独占インタビューが掲載されています。なぜインディーズだったのか、どんな苦労があったのか、いろいろ突っ込んだお話をお聞かせ頂きました。第1回め。

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商業化で、写植を全部入れ替えなきゃいけない!

── まずは漫画『アニウッド』の単行本化、おめでとうございます。

記伊孝(以下、記伊) ありがとうございます。

── 今回の単行本化は、星海社COMICS担当の山中武さんから声がかかったんですよね。

記伊 そうですね。

(編注:星海社『最前線』編集者ブログに山中武氏へのインタビューが載っています)

── 山中さんからは、どのような形で連絡があったんですか?

記伊 やっぱりTwitterです(笑)

(編注:このインタビューの依頼も、Twitterで行いました)

── 公開の場でですか?

記伊 いや、DMです。

(編注:このインタビューの依頼も、TwitterのDMです)

── 単行本化にあたって、一部加筆と再編集を行っているそうですね。どのように変わるのかが楽しみなんですが、Twitterで苦労されているつぶやきを拝見しました。

記伊 写植を全部入れ替えなきゃいけないんですよ。それが結構大変なんですよね。でもやっぱり(出版社による)写植が入ることで、見え方が変わるというか、本物っぽく見えるというか(笑)

── 本物っぽくって(笑)

記伊 写植のイメージカラーってあるんですよ。『ジャンプ』特有の写植というのがあって、それを載せると『ジャンプ』っぽくなるとか。

── ああ、なるほど。

記伊 ちゃんとルビが入ったりとか。マンガっぽい「画面」になるのが嬉しいな、というのはありますね。

── マンガの写植って、ひらがなが明朝で漢字がゴシックみたいな感じで、結構独特ですよね。

記伊 そうですね。

── ボクはあとがきマンガ『巨匠と過ごした夏』が大好きなんですが、こちらも完全収録なんですね。五巻の可愛い庵野さんが印象的でした。

記伊 あははは。

〈続く〉

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