『別冊群雛』2015年02月発売号には、神楽坂らせんさんの新作小説『決めた日』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。
名前:神楽坂らせん / (ふりがな)かぐらざか・らせん
Google+の『本が好き』コミュニティの管理人をしています。同コミュニティの紹介文を集めてKindleストアで販売しています。先日第二集も発売開始したほか、yWriterという小説向けのエディタソフトのガイドブックもBCCKSで電子書籍として販売しています。ご興味ありましたら立ち読みでもどうぞ♪
自画像は仲良しのGoogle+ユーザ、樫津りんご(かしづ・りんご)さんに描いてもらいました。
田舎駅に降り立った二人の会話劇。
シンプルに、ただ、それだけです。
タイトルどおり「決めた日」ではありますけれど、あんまりアニバーサリーになっていなくてすみません。
とにかく私の小説はいつもクドクド説明が多かったので、思い切ってばっさり排除しました。
彼は彼女はどう思った、どう感じた、等という表現をすべてなくしてあります。これで二人の感情を読んでくれる方に伝えられたかしらん......うまくいってれば良いのですが......。
登場人物同士も、相手に気持ちを伝え理解させることができているのかどうかなんてことも考えながら読んでいただければよいな、と思っています。
先日、Google+の会話で男子と女子のゲーム感の違いについての話題になり、ゲームをやり込んでいるいわゆるゲーマーな方々でも感じ方に大きな違いがあることを知りました。それが直接のきっかけですね。それで、読む人ごとに、特に男女で違う感想を持つ話にしたく、こんな形式にしてみました。
あと、『月刊群雛』で刺激を受けていろいろ挑戦して見たくなり、今までやったことないジャンルで、かつ「問題作」的なものにチャレンジした感じです。
『月刊群雛』2014年09月号の晴海まどか(はるみ・まどか)先生の『体育館倉庫Chattering』いいですよねー。こんなきゃぴきゃぴしたの書きたい! なにしろこの原稿を書いていたのは12月。街はクリスマスモード一色。掲載される号は翌年2月のアニバーサリー号。これはもう、恋人たちのスイートなラブラブトークを書かなきゃね! って書き始めたは良いのですが、いろいろ間違った方向にトライしすぎて、こんな季節感も無く一見なんだかよくわからない話になってしまいました。すいません。
なんとなくカギカッコ小説の片鱗(なるべく会話だけで成り立つような話)は残っていますけど、いいのかなあ? 大丈夫かなあ? と今は不安でいっぱいです。
それから、なんと言っても『月刊群雛』2014年12月号掲載のM☆A☆S☆H(まっしゅ)先生作の『異形者』から受けたインパクト! 本作の「毒」っぽいところはこちらからインスパイアです。とは言っても刺激うけただけで身になってませんけど(ごめんなさい)。
おかげで、文体も今までとだいぶ変えてます。ご存知の方はすぐわかると思いますが、実はこれ、元ネタがあって、というかまるまる某文豪のオマージュにもなっています。さあいったい誰の何というお話でしょう? それも問題にしておきましょうか。分かる人は違いを楽しみつつニヤリとしていただければと思います。
問題の答えは? ふふふ、内緒です。どうしても気になる方はGoogle+でこっそり聞いてみてください。
男の人と女の人に。
だいたい二週間ぐらいかな? こまかな調整にけっこう時間かかってしまいました。
晴海まどか先生の『体育館倉庫Chattering』
清水良典(しみず・よしのり)先生『あらゆる小説は模倣である。』
晴海まどか先生
M☆A☆S☆H(まっしゅ)先生
小説の書き方本を書いていたつもりが、自分で壁にぶちあたってしまい、ただいま難航中です。なかなか予定どおりにはいきませんね。おすすめの「小説の書き方本」の書き方本あったらおしえてください(ぉぃ)。
神楽坂らせんさんの新作が掲載されている『別冊群雛』2015年02月発売号は、刊行リストまたは下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。