『月刊群雛 (GunSu) 2014年12月号』には、君塚正太さんの小説『第二の少年A 狂気の時代』のサンプルが掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。
── まず簡単に自己紹介をお願いします。
氏名 君塚正太(きみづか・まさた)
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◆代表作概要
『竜の小太郎』(第一話、第二話 上・中・下)
おっちょこちょいな竜の小太郎はひょんなことから、トーレンと云う青年と出会う。そして、その旅路は長く、うたかたの夢のように時間は流れ、小太郎は己自身を見つめなおす。そして、トーレンの内奥に眠る陰惨な過去に小太郎は驚きを隠せなかった。
『哲学者 ユングの誘い』
ダランベールと云う哲学者が亡き妻の面影を探しあぐねいている途中、一人の女性と出会う。彼女は美しい。だがその体に触れれば全てが崩壊してしまいそうだ。そんな哲学者の不器用な恋愛劇を分析心理学の祖ユングを交えながら描く恋愛模様。
『天才と狂人 対話篇』『天才と狂人 対話篇II』
何十章にもわたる哲学的問答を書き起こした哲学書。これを手に取り何を思うかはあなた次第である。
『失われた青春』
ポールヴァレリーを下敷きに論攷を進めながら、戦乱の渦中に突入していく男の物語。自らを殺そうとした女性を貴方は愛せるであろうか?
『荒野の狼へのレクイエム』
徹底的にドイツ語の原典をあたり、荒野の狼を書いた当時のヘッセの心理を如実に表した評論。これは時代を先んじていたのである。
── この作品の内容を簡単に紹介して下さい。
ここに、とある少年がいた。小学校時代に過酷ないじめに遭い、自己を喪失していた少年の心中には憎しみと悔恨しかなかった。そして、十八歳の時に少年犯罪を犯し、収監される。釈放後、少年は意を決して、戦場に赴いた。時には人を殺すことが善いことも有り得るが、心のわだかまりは消えない。善と云う観念を喪失した少年の行きつく先には何が待っているのだろうか?
── この作品を書いたきっかけを教えて下さい。
単純に書きたかったと云うのが主な理由です。それに自分がしてきた経験が特殊だったのでそれを多くの人に知ってもらいたかったのもあります。
── この作品はどんな人に読んで欲しいですか?
大学生以上の方にです。それ以下の方には刺激が強い気がしますので。
── この作品の執筆にはどれくらい時間がかかりましたか?
三週間ほどです。
── この作品を書くにあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。
ショーペンハウアー、シェイクスピア、トルストイ、ニーチェ、ゲーテ、夏目漱石(なつめ・そうせき)、芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)、宮沢賢治(みやざわ・けんじ)等です。
── 注目している作家がいたら教えてください。
現代作家ではいません。
── 今後の活動予定を教えてください。
今後一年間はひたすら書くことに没頭します。
君塚正太さんの既刊サンプルが掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2014年12月号』は、BCCKSではDRMフリーEPUB(およびBCCKS独自形式)とオンデマンド印刷版(紙本)を、楽天Kobo・BOOK☆WALKER・iBooks Store・BookLive!・Reader Store・紀伊國屋書店Kinoppy・ブックパス・eBookJapan・Kindleストアでは電子版を頒布しています。下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。