『月刊群雛 (GunSu) 2014年10月号』には、魅上満さんの新作イラスト(くみさんの連載小説『井の頭cherry blossom~restart~The Blue Marble』とのコラボ)が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。
── まず簡単に自己紹介をお願いします。
魅上 満(みかみ・みつる)と申します。
ゲーム原画・ご当地キャラのキャラクターデザイン・イラストレーションなどをやっています。
326(ナカムラミツル)さんの展覧会『3×2=6 ~19年目の326展~』に、コラボレーション作品を出展しました。
◆代表作:
東京都港湾局様(マスコットキャラクターデザイン・パッケージイラスト)
いわき市様(マスコットキャラクターデザイン・パッケージイラスト)
ニコニコ公式チャンネル様(芸能人似顔絵イラスト)
Ustream Asia株式会社様(番組内使用イラスト)
歯科系総合サイト デンタルン様(イラスト素材)
コスプレキングダム実行委員会様(販促グッズイラスト)
つくば兄弟プロジェクト様(キャラクターデザイン・イラスト)
◆公式サイト:『イラストレーター 魅上満』
◆Twitter:
── この作品の内容を簡単に紹介して下さい。
『井の頭cherryblossom~restart~The Blue Marble』の表紙イラストです。
慧がまだ私服を着た状態で、周りにはロケットの絵画が並ぶ。
宇宙飛行士の制服であるジャンプスーツにまだ馴染めていない、宇宙飛行士にとって最も身近である筈のロケットが額縁に入ったまま、未だ、慧にとってはどこか資料の向こう側にしか無い存在である。
慧が宇宙飛行士という職業に飛び込んで間もない状況を表現しました。
※ロケットの絵画は、FlickrのNASA on The CommonsがNo known copyright restrictionsで公開している以下の写真を使用しています。
── この作品を描いたきっかけを教えて下さい。
前回も書きましたが、僕自身が非常に『井の頭cherryblossom』のrestart編のファンであり、表紙を描かせてもらえることが喜びです。
そして僕の絵が読者の方にとって、作品を理解する手助けになっていれば、尚幸いです。
── この作品はどんな人に読んで(見て)欲しいですか?
BL好きの方はもちろんのこと、宇宙が好きな方にもお勧めしたいですし、個人的には特に僕のように、夢を叶えられなかった大人の方に是非とも見て頂きたいです。
小説の著者であるくみ氏は人の温かい面、幸せな面を描くのが得意な作家ですが、僕はフィクションにおいては人の醜い面や悲しい面の方が描くのも見るのも大好きでして(笑)
そんな対称的な二人のコラボレーションということで、ちょうど良くバランスが取れているのではないかと思います。
── この作品を描く(撮る)にはどれくらい時間がかかりましたか?
線画完成まで30分程度、彩色や仕上げに4時間弱。
── この作品を描く(撮る)にあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。
人物/新海誠(しんかい・まこと)監督
映画/『宇宙兄弟』(実写版)、『ゼロ・グラビティ』(原題:Gravity)
音楽/Clarity ft. Foxes(Zedd)、Starships(Nicki Minaj)
展覧会/『宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)』
など。
── 注目している作家がいたら教えてください。
浦沢直樹(うらさわ・なおき)さん、326(ナカムラミツル)さん、redjuiceさん。永遠の憧れです。
── 今後の活動予定を教えてください。
ご当地キャラの産みの親は続けていきたいと思います。
ニコニコ公式チャンネル様、Ustream Asia株式会社様などの配信系のお仕事は今後より増える見込みです。
また、キャラクターデザイン・パッケージイラストを担当させて頂いた、いわき市様の梨6次化商品が市内だけでなく、東京都の百貨店などでも販売されることが決定しました。
どこかで僕の絵を見かけたら、是非可愛がってやって下さい。
魅上満さんの新作が掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2014年10月号』は、下記のリンク先からお求め下さい。