海洋環境の恵まれたパプアニューギニア沿岸には、未だ知られざるサーフスポットが点在し、極上の波を求めるサーファーから注目を集めているのをご存知だろうか。モンスーンからの北東うねりが達する11月から4月にかけて、パプアニューギニアのバニモやマダン、ケビエンに代表される北側エリアがベストシーズンになり、近年多くの日本人サーファーも訪れている。
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▲ インドネシアの国境から30分の所にあるバニモ Photo by CHAR
インドネシア国境に近いバニモはPNGの中で最もコンスタントに波が割れ、ビギナーからエキスパートまであらゆるサーファーが楽しめるエリア。メインスポットのリドは豊かな自然環境にある村で、この国最古のサーフクラブを拠点に、昔から地元の人々も波乗りに親しんでいる。また200-300メートルライディングできる極上の波は世界中の多くのサーファーを虜にしている。
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▲ 世界中のサーファーを虜にしている「リド・ライト」というポイント Photo by Kenyu Takahashi
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▲ ローカルサーファーが乗っている「ウッドボード」Photo by CHAR
首都ポートモレスビーから国内線で約1時間のマダンという土地に降り立ち、そこからクルマで約2時間いくと、トゥピラ村という素朴な村に到着する。その村は近年多くの日本人サーファーにも馴染みが深いエリアになっているサーフスポット。12名しか宿泊できない素朴なエコロッジと純粋な瞳をもっているトゥピラ村の人たちが「村の誇り」をもっている運営している場所である。
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▲ トゥピラ村の子供たち Photo by CHAR
トゥピラ村の目の前で割れる波は、湾状になった海岸線に沿うようにして入ってきたうねりが、規則正しい速度でライト方向にブレイクする。海の中には10人ほどの仲間しかおらず、どの波を選択するかは自分の好み次第である。 そして何より混雑とは無縁のこの波に乗ると日本へ帰国できなくなるくらい虜になるブレイクだ。
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▲ 規則正しいうねりが入り極上のサーフィンを楽しめるトゥピラライト Photo by CHAR
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▲ ボディボードも楽しむことができる Photo by CHAR
現地にはボードレンタルはもちろんサーフショップがないため、必要な道具は全て日本から持参する必要ある。そして要らない用具は現地の子供たちにプレゼントすると喜ばれるだろう。もっとも大切なことは、ローカルの人々に対して心をオープンにすること。互いに譲り合う心を忘れなければ、素晴らしい体験ができるパプアニューギニア・サーフィンが待っていることは間違いない。
〜パプアニューギニア〜
パプアニューギニアは、赤道のすぐ南に位置しており、日本から直行便で約6時間30分の距離にあります。世界で2番目に大きな島、ニューギニア島の東半分をはじめとする600の島々からなり、南太平洋最後の楽園と言われ、そこには美しい海と、山々の深い緑、長い歴史の中で受け継がれた伝統の文化が息づいています。自然と触れ合う旅、文化を探訪する旅など、パプアニューギニアでは、様々な旅の楽しみ方が皆様をお待ちしています。
パプアニューギニア政府観光局
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