毎年1月が終わりに近づくにつれて、アメリカのスポーツファン、企業・ブランド、消費者は最も大きなスポーツイベントのひとつ、スーパーボウルに向け準備を始めます。
2月4日(日)のスーパーボウルに出場する「フィラデルフィア・イーグルス」と「ニューイングランド・ペイトリオッツ」が試合に向けトレーニングをしている間、全米の消費者も観戦モードに入ります。
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◆広範囲に及ぶ視聴者
昨年、1億1130万人以上の視聴者がスーパーボウルを視聴しました。視聴者は男性だけではありません。昨年、男性と女性の比率は53%と47%でほぼ半々です。
企業やブランドにとっては、性別や文化に関係なく新製品をアピールする大きな機会となります。「Nielsen Scarborough」の調査によると、昨年、ヒスパニック系の12%、アフリカ系アメリカ人の11%がスーパーボウルを視聴していました。
◆消費への影響
スーパーボウルまでの数週間で興奮するのはファンだけではありません。ゲームに備え、ファンたちが好きな食べ物や飲み物を買いだめするため、小売業者も利益を得ます。スーパーボウルまでの2週間で、チキンウイング、デリ・ディップ、スプレッド、スナック菓子、ポテトチップス、ソフトドリンクなどの売上は数億円を超えます。
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飲料では、ソフトドリンクやボトルウォーターなどをはるかに上回りアルコール飲料が消費されます。ビールだけではなく、ワインとスピリッツはいずれもスーパーボウルまでの2週間で、それぞれ500億円近くの売上を生み出します。
「Nielsen Scarborough」のデータによると、スーパーボウルのファンの59%がワインを、55%がビールを、49%がスピリッツを観戦中に楽しんでいるようです。