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「およそ実効性を期待できないばかりでなく、むしろ外国人の人権侵害を助長し、さらなる国際的な批判を招くおそれがある」
ウィシュマさんの遺族が起こした裁判で、ようやく国側は監視カメラ映像の提出に応じることになった。真相の解明に、なぜこの映像が不可欠なのか。その理由を解き明かす。
遺族側弁護団は、「『違法なシステムを適法なものに改革する契機とする』ことで、ウィシュマさんをせめて最後の犠牲にしたい」とのコメントを寄せている。
生前のウィシュマさんが映るビデオの一部を視聴した議員の一人は、「緩慢なる殺人といわれても仕方ない」と指摘した。
呼びかけ団体は、「外国人を敵視し、徹底して管理・抑圧するこの戦後入管体制を根本から変えなければなりません」と訴えている。
弁護団は「ビデオを見れば、入管がウィシュマさんを見殺しにしたということが誰の目にも明らかになります」と訴えている。
「学生として、日本でこれからも暮らしていく一市民として、人の命や権利を守る社会に生きていきたいと考え、こうして声を上げています」