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警官隊からビーンバッグ弾で撃たれたとされる女性が、デモ参加者が警察に対抗するアイコンとなっている。
「どうか貴国の国会、そして内閣府に香港を救うための陳情、そしてご請願を頂きますよう、謹んでお願い申し上げます」とお願いしている。
中国が隣接する広東省深圳に人民武装警察部隊を集結させて圧力を強めるなか、香港市民らは大規模デモを継続するという「決意」を表明した形になった。
中国は香港との境界付近に人民武装警察部隊を集結させるなどして圧力を強めているが、抗議活動の収束には向かっていない。
中国の当局は、デモに参加したキャセイパシフィック航空のクルーが中国本土便に乗務することを許可しないと警告。デモに参加したパイロット2人を理由を開示することなしに解雇していた。
「逃亡犯条例」の改正案をめぐってデモ隊と香港警察の衝突が続く香港では、8月17日、18日の週末も大規模なデモが行われる予定だ。
デモの参加者は抗議活動が「暴動」ではないと主張している。一方で本土側は、記者が暴行を受けたニュースを繰り返し報道させることで、デモの参加者を「暴徒」と印象付けさせる狙いがあるとみられる。
香港メディアは「アメを配る」という表現で批判。予算のばらまき政策で、市民を懐柔する狙いとみている。
スタジアムにはたくさんのトラックや装甲車が整然と並び、スタジアム内では数千とみられる武装警官が行進する。号令を飛ばす声も聞こえる。
深夜には警官隊との衝突も発生。混乱の拡大が香港の都市機能に影響を及ぼすなか、中国政府は本格的な介入の可能性を示唆するなど、牽制を強めている。