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フィンランドで生まれ、世界中で大人気の「ムーミン」。2014年は原作者トーベ・ヤンソンの生誕100年にあたり、日本でも各地で多くのイベントが行われている。11月には、『トーベ・ヤンソン ー仕事、愛、ムーミンー』(ボエル・ウェスティン著、畑中麻紀・森下圭子訳、講談社)が刊行された。トーベ研究の第一人者による本格的な評伝だ。そこに描かれているのは、ムーミンになぐさめられ、ときに苦しめられる一人の芸術家の姿である。日本語版の翻訳者の一人、森下圭子さんに話を聞いた。