supotsu

「ここにいる2人と戦えたこと、さらに強くなりたいと思えたことに感謝している。リスペクトして止まない2人に近づけるようなスケーターになりたい」とライバルたちを讃えた。
エリザベート・トゥルシンバエワ選手(カザフスタン)が4回転サルコーを片足着氷でしっかり決めると、スタンドからは大きな拍手とどよめきが上がった。
小沢直子さん(43)は「被災した神戸の人たちが、イチローがいたオリックスのおかげで一つにつながった。感謝してもしきれない」と振り返った。
辛いこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のこと。でも、エネルギーのある元気な時にそれに立ち向かっていく。人として重要なことなんじゃないかなって感じています。
日本の野球は、頭を使う面白い野球であってほしいと思います。せめて日本の野球は、変わってはいけないことを大切にしてほしい。
イチロー選手は、一つ一つの質問に、言葉を選びながら、噛みしめるようにゆっくりと答えた。目が少し赤いようだった。