senso

資料館の展示は単に真珠湾攻撃を展示するだけではなく、第2次世界大戦に至る近代日本の歴史、社会変化、産業化、軍事化について史実に基づいた公正なものに移行した。これは私の解釈であるが、なぜ日本は真珠湾攻撃を「せざるを得なかったか」の背景についても力点が置かれているように感じた。
私は少年時代ひとつの作品として『はだしのゲン』を少年ジャンプで直接読んだ世代です。正直、そのときにこの作品がイデオロギー的に偏向しているとかは解釈していませんでした。原爆は悲惨だと感じながら、当時の多くの読者と同様、申し訳ないですがこの作品に対して関心はあまり持てませんでした。おそらく私より若い世代は、リアルに読んだのではなく、図書館や学校の平和教育でこの作品を知った人が多数だと思います。