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半世紀以上にわたって変わりゆく日本の文化と共に歩んできた東洋文化研究者・著述家のアレックス・カーさん。日本の歴史や海外の事例を見つめ、観光の「これから」をひもといていく。
観光客が多過ぎて暮らしにくくなった…バルセロナでは市民が観光客の抑制を求めて抗議している
標高が日本一で、世界文化遺産にも登録されている富士山。外国人観光客にも人気があるが、最近は「オーバーツーリズム」や「弾丸登山」が問題になっていた。
観光政策は菅氏の肝いりで進められており、訪日外国人客数は2018年には3119万人にまで増えた。
世界経済フォーラムが隔年で発表している「旅行・観光競争力レポート」。2017年に続いて日本は世界第4位だった。レポートでは欧州などで問題となっているオーバーツーリズムについても言及されていた。
背景にあるのは、欧州の主要観光都市で生じる“オーバーツーリズム”問題だ