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弁護団は記者会見で「責任を取るべき人が取ることを全くしないまま、あたかも何事もなかったかのように事が過ぎて、また同じことが繰り返されている」と訴えた。
移民政策をめぐり、NPO法人の移住連が各党にアンケートを実施。日本で暮らす外国人の人権問題に対する各党の姿勢の違いが浮かび上がった。
弁護団は「ビデオを見れば、入管がウィシュマさんを見殺しにしたということが誰の目にも明らかになります」と訴えている。
もう一人の妹ポールニマさんは日本に残り、入管庁に対して姉の死の真相解明と、記録が残る映像データの全面開示を求める働きかけを続けるという。
「学生として、日本でこれからも暮らしていく一市民として、人の命や権利を守る社会に生きていきたいと考え、こうして声を上げています」
入管の職員が笑いながら介護をする場面などに、遺族らは衝撃を受けたという。「姉を人として尊重せず、厄介者扱いしていた。人の心が感じられない」
「収容を続ける必要があるのか、個々の事情をみてチェックするようにしたい」(佐々木聖子・入管庁長官)
分断か連帯か──。コロナ危機が社会に投げ掛ける問いは、最終的に昨今の重要テーマとなったこの問題に収斂されていくようだ。
元幹部は「外国人をできるだけ早く入国させて囲い込み、派遣収入を増やそうとしていた」などと証言している。
「国を持たない最大の民族」であるクルド人。差別を逃れるため日本に暮らすクルド人の少女がいる。