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ウィシュマさんの遺族が起こした裁判で、ようやく国側は監視カメラ映像の提出に応じることになった。真相の解明に、なぜこの映像が不可欠なのか。その理由を解き明かす。
生前のウィシュマさんが映るビデオの一部を視聴した議員の一人は、「緩慢なる殺人といわれても仕方ない」と指摘した。
もう一人の妹ポールニマさんは日本に残り、入管庁に対して姉の死の真相解明と、記録が残る映像データの全面開示を求める働きかけを続けるという。
入管の職員が笑いながら介護をする場面などに、遺族らは衝撃を受けたという。「姉を人として尊重せず、厄介者扱いしていた。人の心が感じられない」
亡くなったウィシュマさんは、名古屋入管に収容中、食事もできないほど衰弱し、一時的に収容を停止する「仮放免」を2回申請したが、認められなかった。
スリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)の妹2人が12日、朝日新聞のオンライン取材に応じた。