mori-tatsuya
エンドロールが終わっても、しばらく席を立てなかった。それくらいの衝撃作を観た。それは森達也監督の『福田村事件』だ。
映画が弾圧された歴史にも触れながら、表現の自由が侵害されていくことへの危機感を示した。
ひとびとが“自動忖度機”と化す日本の怪現象は、いまに始まったことではない。『放送禁止歌』から20年、「事態ははるかに進んでいる」と言う。
1970年3月31日、過激派学生9人が民間航空機をハイジャックし、北朝鮮に亡命した。「よど号」事件のメンバーらが今も住む北朝鮮・平壌郊外の「日本人村」の様子が今春、訪朝した日本人によって伝えられた。