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さて、問いたい。あなたは、今いる場所で、関係性の中で、「大切に」されているだろうか。
高裁は懲役8年とした一審を支持。被告側の控訴を棄却した。
元夫は、裸の結愛さんを3時間浴槽の中に閉じ込めて放置。優里被告はその姿を目撃したものの、ショックで思い出せなくなっていたと弁護側は主張し、減刑を求めている。
保護責任者遺棄致死罪については、母親の優里被告の公判で語られた内容とほぼ一致していた。
「一点だけ」と、起訴内容とは異なる主張を語る場面もあった。
当時5歳だった船戸結愛ちゃんが虐待によって亡くなった事件。暴行を加えたとされる父親の公判が始まった。
東京地裁は母親の船戸優里被告に懲役8年の有罪判決を下した。10月1日からは父親・雄大被告の公判が始まる。
検察官は「どれほどの空腹や暴力による苦痛を感じ、死に至ったか。『自分だけ愛されていない』と自分の存在価値を否定される苦痛も味わったに違いありません」と断じた。
優里被告は、結愛ちゃんが亡くなったことの責任について「刑務所に、20年とか30年とか、入っただけじゃ償いにもならない。でも、死刑になったくらいでは、軽々しい。どうやって罪を償えばいいか分からない」と叫ぶように答えた。
「自分の責任を感じて出廷してます」と語った医師。「私たちが『助けてほしい』という言葉を、引き出すべきだった。これは、私は社会の責任だと思います」