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初公判では、渡した現金は「当選祝いや陣中見舞い」などとして全面無罪を主張。しかし、公判では、現金を受け取った地元議員らが受領した現金は「案里氏を応援してほしいという趣旨」などと説明して違法性を認めた。
2019年の参院選当時、二階氏は候補者公認や資金配分に強い権限を持つ現職幹事長だった。
無罪主張を変えた理由は「すべてが買収目的では断じてないが、全般的に買収罪という事実は争わない」と説明。
案里氏判決で、極限まで追い詰められた克行氏にとっては、本当に、最後の最後のチャンスだ。
河井克行被告から現金を受け取ったという海徳裕志・広島市議が法廷で「恫喝されたことがあった」と証言すると、案里被告が突然泣き出した。
地裁は今後、証拠隠滅や逃亡の恐れがないかどうかを検討し、保釈の可否を判断する。
克行議員から現金を受け取ったという議員は「受け取った側が処分されないのはどうなんかな」と漏らす。
現金を受領した地元議員が証言。
今回の判決で禁錮刑(執行猶予を含む)以上の有罪判決が確定した後、検察側が提起する行政訴訟で勝訴すれば、案里氏の当選が無効となる。
秘書らの逮捕に発展したことで、今後の司法判断によっては候補者の当選が無効となる「連座制」が適用される可能性も出てくる。