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人類史初の原子爆弾投下。死者の数は現在でも正確には分かっていない。
昨年11月に訪日したフランシスコ教皇は、広島・長崎への訪問を「感動と感謝の気持ちをもって思い返している」と語った。
平和学習の形骸化から分断された社会、AIによる歴史伝承の限界まで、自らの思いを語る
アメリカの大手民間調査機関ピュー・リサーチ・センターの世論調査によると、アメリカ人の56%が今も日本への原爆投下を正当化している。
原爆投下当時、広島電鉄の運転士だった増野幸子さんにインタビューした。彼女は70年前のあの日、爆心地から約2.1kmの女学校の寮で被爆。背中に114個のガラス片が刺さる重傷を負いながらも、九死に一生を得たという。
日本時間の8月7日未明、アメリカのトルーマン大統領は声明を発表し、「原子爆弾」であることを初めて明らかにした。
8時15分、エノラ・ゲイは、広島市中心部の相生橋にさしかかった。爆弾倉の扉が開いた。