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「津久井やまゆり園」で障害者ら45人が殺傷された事件の初公判が始まった。死者19人のうちの一人の遺族が娘の実名を明らかにしました。
保護責任者遺棄致死罪については、母親の優里被告の公判で語られた内容とほぼ一致していた。
「一点だけ」と、起訴内容とは異なる主張を語る場面もあった。
当時5歳だった船戸結愛ちゃんが虐待によって亡くなった事件。暴行を加えたとされる父親の公判が始まった。
通報15分前、結愛ちゃんは「お腹が痛い」と繰り返し、まぶたを閉じたまま開かなくなった。
部屋には段ボールと大量の張り紙が置かれ、結愛ちゃんに課された唖然とする量の「約束」が羅列されていた。
東京消防庁の記録には「子どもの心臓が止まったかもしれません。目は開いているんですけど……」という父親・雄大被告の119番通報が残っていた。
船戸優里被告は、当時5歳11カ月だった長女・結愛ちゃんを衰弱させ、死亡させたことを認め、夫の雄大被告から心理的DVを受けていたと主張した。
「次のことよりは、今の状況を改善するのがスタート。(音楽は)それがすんでから」と、治療を優先する意思を示した。
弁護側は「社会の中で更生するべき」と情状酌量を求めた。