hakamadaiwao
「袴田巌さん、再審で無罪」。ニュース速報で流れたその文字に、「よかった……」と口にしたものの、失われた時間のあまりの長さに次の言葉が見つからなかった。
毎日新聞は逮捕当時の報道のあり方について「容疑者の人権に配慮する意識が希薄だった」と振り返っています
袴田さんは現在、最高裁の決定を待ちながら、静岡県浜松市内の自宅で姉の袴田秀子さんと暮らす。散歩が日課だという。
秀子さんはカトリック教会側の支援への期待について「こうしないといけない、ああしないといけないということではなく、できることをしてもらえればいい」と答えた。
法王は「死刑廃止」を提唱している。
ぜひ、多くの人に観て、そして考えてほしい。
1996年の「袴田事件」で死刑判決が確定した後、再審が認められて釈放された元ボクサーの袴田巌さん(78)の姉の秀子さん(81)が4月9日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見した。
半世紀にわたって獄中から無罪を訴え続けてきた袴田巌さんに静岡地裁が下した決定。地裁前が喝采に湧き、メディアが報道合戦を繰り広げる影で、元裁判官の熊本典道さんは福岡県の自宅で「よかった・・」と声を振りしぼるようにつぶやき、涙を流しました。
静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定し、3月27日に再審が認められた袴田巌さん(78)が同日、逮捕から48年たって東京拘置所から釈放された。
静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」で、静岡地裁は3月27日、袴田巌元被告(78)の再審開始を認める決定を出した。これを受け、姉の秀子さん(81)は「ただうれしい、それだけです」と満面の笑みで述べた。