■ 何度も痩せようと思うけど・・・
新生活がもうすぐはじまりますが、1つや2つは、新しい生活に向けて、今回こそ○○するぞ!と誰しも頭に思い浮かべると思います。
さて、その成功率は何%くらいかご存知でしょうか?
米国のある企業が、大学生と社会人を無作為に1,000名集めて検証したところ、1年後に目標を続けていた人はわずか2%未満という結果が表れたそうです。
みなさまが行動を継続できにくいのは、当たり前なんです。人は意志のみで動くことは極めて難しいと、行動分析学でも実証さています。
■ 曖昧な目標を具体的な行動目標に変えてみよう!
「人」が本当にしたいことを続けるには、5つのステップです。
①期間と場所を決める(いつ・どこで)
②具体的な行動にする(どの様に)
③行動を2つ以上5つ以内に小さく分解する(スモールステップ)
④1つの行動を達成したらご褒美設定をする(リワード)
⑤家族や仲間と共有して継続を支援してもらう(サポーター)
これらは行動を継続させる以下の2つのポイントが含まれています。
・曖昧な目標を明確化すること
・具体的な行動を続けていく間に承認をすること
もちろん自分自身にも使えますし、部下や後輩や子供に対しても応用いただけます。たとえば、ある35歳男性が体質改善の為に「ダイエットをする」を決断します。
①期間と場所を決める(いつ・どこで)
⇒4/1から3カ月間/自宅
②具体的な行動に置き換える(どの様に)
⇒炭水化物を控える、ランニングをする
③行動を2つ以上5つ以内に小さく分解する(スモールステップ)
⇒夜ご飯の時は、茶碗1/2杯にする
朝20分近所の周辺を1㎞6分のペースで走る
④1つの行動を達成したらご褒美設定をする(リワード)
⇒毎日スケジュール帳に達成シールを貼る
⑤家族や仲間に共有して継続を支援してもらう(サポーター)
⇒ひとりで続けられない時は、友人に協力して助けてもらう
このように、誰でも自分の目標を具体的な小さな行動にし継続をすることで、いつまでもできない問題に悩まされずに、目標達成という解決に繋がります。
今回こそ、早起きを習慣化したい! この春から英語の勉強をはじめるぞ!
みなさまが本当はしたいけど、過去にできなかったから......と諦めている事がありましたら、ぜひ行動科学の原理原則に基づく手法を試してみてください。
【近著】
『どうして? 自分に聞く力で問題解決!』(クロスメディア・パブリッシング 刊/石田淳氏との共著)
行動科学を使った世界一わかりやすい問題解決の考え方を解説!
問題(課題、目標)は、ビジネスでもプライベートでも誰もが抱えているものです。「納品トラブルがあった」 「営業成績が達成できない」 「書類をなくした」 「いつも寝坊してしまう」 「最近、太りすぎた」 「職場の人間関係がうまくいかない」 ......など思いつくところがあるのではないでしょうか。
本書では、そんな身近な問題から会社でのトラブルまで、行動科学的なアプローチで「どうして?」と自分に聞くだけで、 すべて解決するメソッドを紹介しています。