【後編】 クラウドソーシングで理想のパートナーを見つける ― (株)アクアリーフ 榎本氏 × coopie氏

前回に引き続き、ランサーズを通して互いに理想の仕事のパートナーと出会うことに成功したクライアントの(株)アクアリーフの榎本氏と、ランサーのcoopie氏に、対談形式でお話を伺う。

ASP型の販売管理システム「助ネコ」をはじめとした、ネットショップ支援サービスの提供を行う。「スッと手に馴染む」「パートさんも使いこなせる」といった使い易さが支持され、多くのネット通販事業者に利用されている。

今回取材にご協力頂いた榎本氏の所属されるShooFan事業部では、個人経営の店舗からチェーン店、大型商業施設に至るまで、誰でも気軽にイベント・キャンペーンが開催できる販促抽選ツールを提供している。

デザイン事務所で7年、フリーとして10年のキャリアを持つグラフィックデザイナー。4歳児を子育て中の母でもある。パンフレットやリーフレットのデザインをはじめ、多岐にわたるジャンルで活動している。

■リアルでは出来ない出会いを実現できた

―今回お二人は、ランサーズを通さなくとも出会うことが出来たと思われますか?

coopie様:

今回こうして受注者・発注者として良い出会いができたわけですが、私の住まいは東京で御社は神奈川。

ランサーズ無しには出会うことは難しかったと思います。

榎本様:

はい。私も本当にそう思います。

制作会社への通常の外注であれば、対面でなければ依頼の説明が難しいため、「会った結果やっぱり違った」というミスマッチを生む可能性が高いです。

一方ランサーズでは、非対面でも文章で依頼を具体的に説明できる仕組みがあるため、稀有な出会いを実現できるのだと思います。

■シームレスなコミュニケーション

―ランサーズでの最初の依頼では不安を感じたりはしませんでしたか?

榎本様:

提案が集まるかという不安はありました。

しかし、「提案数を確保したければ~円」という指標があったのでそれを参考にしたところ、予想を超える数の提案が集まりました。

「ランサーズ利用ガイド」を熟読したことも、安心感を得られた理由の一つだと思います。

結果的に、通常の制作会社への外注と比較すると、値段は1/3、納期も1/2で実現することが出来ました。

coopie様:

制作会社では、ディレクターが間に入るため時間がかかるのですよね。

営業さんとディレクターがクライアント様との打ち合わせに同行することが多く、デザイナーは仕事があって動けないことが多いのです。

榎本様:

そうですね、その点ランサーズはデザイナーさんに直接依頼が出来るのでコミュニケーションコストは非常に低いと感じました。

(coopie氏がデザインされたポスター)

■相手の立場に立って考える。そして、依頼する

―ランサーズを初めて利用する際に、品質担保を心配される方が多いのですが、アクアリーフ様のように、理想の方と出会えているケースもございます。

心配されている方たちのために、ランサーズで依頼される際に気をつけていることがあれば教えて下さい。

榎本様:

依頼内容の説明文は入念に作成しています。

デザイナーさんの立場を想像して、「こう説明したらより理解してもらえるのではないか」と考えて、一語一語言葉を選んで丁寧に作っています。

coopie様:

そうなのですね!アクアリーフ様からご依頼の説明文はとても分かりやすく、「デザイナーのことを考えて作られているな」と何度も思っていました。

今までお仕事をしてきたクライアント様のなかでも、そこまで考えて依頼して頂けることは多くないです。

榎本様:

そうしているのは、ランサー同士だけでなく、クライアント同士もライバルだと思っているからです。

弊社は、依頼を「選んで頂く」立場だと認識しています。

■「人柄」を知ることでミスマッチを防ぐ

―coopie様はランサーズのおすすめの使い方はありますか?

coopie様:

ランサーズでお仕事を受注する際、クライアント様の「人柄」を知っておくことで、ミスマッチを防いでいます。

ランサーに対してつけている文章による評価でクライアント様の人柄を判断するのです。文章は人を表します。

ランサーからつけられた評価ではなく、ランサーへつけた評価の方が正確に分かるのです。

榎本様:

それは賢い使い方ですね。

たしかに弊社の場合も、ランサーさんへの評価は「☆」による評価よりも、文章による評価やコメントの方が、社の雰囲気が表れていると思います。

―アクアリーフ様は、ランサーズのおすすめの使い方はありますか?

榎本様:

おすすめの使い方としては、まずコンペ式でマッチングするランサーさんを探し、同じランサーさんにその後プロジェクト式で仕事を依頼するという流れがいいと思っています。

coopie様:

たしかに、いきなりプロジェクト式で依頼を受けるよりも、まずはコンペ式から始めたほうが良い出会いができますね。現に私と御社がそうでした。

榎本様:

あと、これはおすすめの使い方というより、気をつけている点ですが、落選された方へはメールをお送りしていますね。

coopie様:

確かにそうですね。

実は、アクアリーフ様からのコンペ式の依頼で落選したことが過去にあったのですが、その後に「また次回も宜しくお願いします」とご丁寧にメールを頂いたときには感動しました。

―本日は貴重なお話、どうもありがとうございました。

榎本様:

ありがとうございました。

またチラシや名刺のデザインをランサーズで依頼したいと思っています。

その際はcoopie様に是非またご提案いただきたいです。宜しくお願いいたします。

coopie様:

はい、こちらこそ宜しくお願いいたします。

ありがとうございました。

(お二人と、coopie氏のデザインされたポスター)

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